一般人の私が！？

怒り ページ35

私、田中かおりは
マルコ兄の目の前で正座させられてます
そしてギャラリーが多い！キニシナイ！←

ク((何だ何だ、何やらかした))

白(マルコも過保護になったなぁ！グララ！)

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貴「な、何でしょうか」

マ「何で敵の多い甲板に来た」

貴「そ、そりゃあ助けたかったし…」

あ、まさか。逆に邪魔？
そっかぁ…邪魔だったか。
ごめんなさい。

マ「そこは礼を言う」

貴「へ？あ、はい。」

邪魔では無かったみたい。

マ「何で最前線で戦った」

貴「敵がたくさん居たからです。」

マ「怪我をしたらどうする」

貴「怪我は当たり前。海賊だもん」

マ「俺は不死鳥だ。お前は人間
不死鳥はすぐに回復する。人は回復しない」

マ「だったら、俺が出た方がいいだろ」

正直に言う。今のマルコ嫌い。
自虐的な言い方で

そんな悲しそうな顔で

マ「俺は化け物だからな」

なんて、言うから。
ムカつく。もういい、喧嘩上等。

貴「ねぇ、さっきから何なの？
俺は不死鳥、化け物って」

マ「本当のことだ」

貴「大体さ、不死鳥だから何！化け物だから何！
自分は怪我してもいい。みたいな言い方！
そんな怪我したいなら最前線でも何でも
行けばいいわ！」

マ「あぁ、わかっ 貴｢でも！｣ …ｯ」

貴「誰もそんなの望んでない！
不死鳥でも、怪我はさせたくないわよ！」

マ「俺はすぐに回復する！そんな俺は化け物だ！」

貴「でも、痛みは感じるんでしょう！？
斬られたら血が出るんでしょう！？
だったら人間よ！ちゃんとした人！」

マ「…」

貴「もう、化け物なんて言わないで…
マルコ兄は人間よ。」

マルコ兄は俯き、唇を噛んだ。

貴「怪我をさせたくないのは家族だから。
体だけじゃなくて、心も傷付いてるから…
これ以上、１人で抱え込まないで…」

お願い。という意味を込めて
私は立ち上がり、マルコ兄を抱きしめた。

マルコは驚いたみたいだけど
少しだけ私に体を預けた。

貴「最前線で戦ってごめんね。
心配かけてごめん。気をつける。」

マ「長男は心配するんだよ…」

貴「うん。ありがとう」


いつも迷惑かけてるから
いつも心配かけてるから

心を込めて「ありがとう」を伝えます

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