一般人の私が！？ (ページ33)

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ありがとうページ33

結局、エースと会ったのは
日が沈む頃だった。
こういう日にすれ違うのよね、うん。

船尾でﾎﾟｹｰ(ﾟ△ﾟ)ってしてたら
後ろからエースが話しかけてきた

エ「話したいことがある」

貴「！！ふぉい！」

噛んだー。くそ。噛んだ。

エ「ハハ！かおりといると、これから話す事も
明るくなりそうだな！ﾆｶｯ」

それほどでもぉ～(´^∀^｀)
はい。調子に乗りました。

エースは私の隣に来て海を眺めていた
少しだけ悲しそうな顔で…

貴「…話って何？」

エ「今日、何の日か知ってるか？」

貴「…ゴールドロジャーが処刑された日」

エースは俯き「そうだ」といい
唇を噛んだ。

貴「それがどうしたの？」

エ「そいつに子供がいたらどうする？」

貴「…私は、愛してあげる」

エースは驚いたように目を見開いた。

貴「鬼の子とか言われて独りだと思うの
愛を知らないと思うの。だから
私が１番に愛してあげる」

私がエースの方を向くと
テンガロンハットを深くかぶり直していた。
それは、泣きそうな合図。

エ「俺は、そいつの鬼の子だ。俺はそいつを憎む」

貴「うん、わかってるよ」

エ「…！！」

貴「じゃあ、ロジャーがいなかったら
私達会ってなかったね！」

エ「鬼の子だぞ！？」

貴「それがどうしたの？」

エ「死んで欲しいとか思わねーのかよ！」

貴「思うわけないでしょ！」

エ「…ｯ！」

貴「人はね。生きる為に生まれるんだよ
私はエースに生きてほしい」

エースは再び俯いた

貴「エース」

べチン！

私は俯いてるエースの頬を両手で叩き
そのまま私と目を合わせるようにした

貴「生まれてきてくれてありがとう！」

エースは一筋の涙を流し

エ「ありがとう」

と言って、私の肩に頭を乗せ
静かに泣いた。

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サ「なげるばなじだなー！」

ク「「うんうん」」

イ「マルコ、タオルをくれ」

マ「お前もかい！」

こちらもこちらで泣いていた