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14ゲーム ページ16

「はいじゃあ文化祭の出し物決めま〜す」

万里たちと文化祭の話をしてから1週間くらいが過ぎ、出し物を決めるところだ

「ん〜無難なところ行ってお化け屋敷?」
「それじゃつまんなくね?」
「えーじゃーメイドカフェ?」
「それこそ無難!!笑」
「はいはいはーい!リアル脱出ゲームとかは?
それいいね!」
「もーそれでいんじゃね」

みんなそれぞれの意見を出し決めている中わたしは万里を見ていた。
万里の好きな人が誰なのか当てるんだ!
見すぎたのか目が合ってしまった万里は口パクで
見・す・ぎと言ってニヤッと笑った。
その姿にムカついたから『イケメンふざけんな』ってにっこりスマイルで返しておいた。
そんな姿にキュンとしたりしなかったり、、、


「質問とか2.3個入れたいよね」
どうやらリアル脱出ゲームに決まったみたい

「じゃあクラス順位上から6位までのみんなで質問作る?」
「そーねそーね」

「あ、わたし6位だしギリ入ってんじゃん最悪」

『頑張って難しい質問作りなー』

「あんたは下から数えた方がはやいしね」

「へーAってそんなに頭悪いんだ?」

『そこまで馬鹿じゃないし!肘置きに私の頭を使うな!』

「どんくらいなわけ?」

『ん〜平均くらい?』

「摂津くんこいつほんとに平均なんだよ」

「へ〜じゃあ質問考えたらあんたにとかしてやんよ」

『人生イージーモードなあんたはTOP5入ですもんね』

「よゆ〜」

『うっざ!わたしはコースとか考えるので!では!』

あ〜なんか万里が友達とふたりで移動する姿ムカついたしふたりで話してるの見てモヤモヤしてるし最悪!
なんなの!

『コース組のみんなよろみ〜』

「あ!紫呉さんもコース組なんだねよろしく」

『どーゆーけいの脱出ゲームなの?』

「どういう系?」

『ほらなんかあるじゃん明るく楽しく♪とかゾンビが来るから逃げろ!とかタイムリミットまでにやれみたいな』

「ああそういうことまだ特に決まってないっぽいよ」

『質問による系か』

そう思い質問係のほうを見ると万里は明らかに参加してなさそうで少しほっとした

「…ん!…ゃん!Aちゃん!」

『え!?ああごめん!少しぼーっとしてた』

「ずっと質問係の方見てたね?摂津くん?」

『えぇ、?!』

「ぶっちゃけさー2人って付き合ってんの?登下校毎回一緒だし仲良いじゃん」

「そうそうAちゃんとよく話すようになってから柔らかくなった気がするし!」

『えぇ!?付き合ってないよ!』

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作者名:ぽん | 作成日時:2020年3月15日 3時

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