せっかくのオフ ページ47
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せっかくのオフだからゆっくり寝ようかと思ったのに早く目が覚めてしまった。うめはまだ寝ている。
起こすのも可哀想だし、ベッドから降りるにはまだちょっとダルい。
それに抱き枕にされてるから抜け出せない。うめに背中を向けてるから、後ろから抱き締められるかたちで寝転んでいる。
うめの左手には指輪がしてあって、それをいじりながら鼻歌を歌ったりしてたら、いつの間にか昼になってた。
それにしても全然起きない。
うめのほうに身体を向けて見ると目が合った。
『え？』
「おはよう」
『おはよう。起きてたの？』
「起きてた」
『いつから？』
「鼻歌歌い始めたときくらいから」
『結構前じゃん』
うわー、恥ずかしい。
しかも私の鼻歌セットリスト、全部うめが歌ってる曲だったよ。
「楽しそうに歌ってたね。さすがアーティストデビューする人は違うな」
『恥ずかしいからやめて〜もう〜』
「穴があったら入りたい？」
『ほんと入りたいよ〜』
「じゃあ入ろっか。あ、俺が入れるのか」
『ほんと最低。朝からやめてよ』
「もう昼だよ」
『あ、そっか』
そういう問題ではないんだけどね。
服を脱がせてこようとするうめを頑張って阻止してベッドから抜け出した。
洗面所で顔を洗い終わって正面を見たら鏡の反射越しにうめがいてびっくりして叫んだ。
『ぎゃっ！怖いじゃん！いるなら言ってよ！』
「この家に俺とお前以外いないんだからびっくりする必要ないじゃん」
『でもいきなりびっくりするの！』
「いいから顔拭いて」
『あ、ごめんなさい』
顔を拭いてスキンケアをした。特に予定はないから今日はすっぴんでいいか。なんて考えてたら、うめに頬っぺを両手で包まれてキスをされた。
『え…いきなりびっくりした…』
「なんかしちゃったわ」
『もっかいして欲しい』
「無理」
『ね〜お願い！』
「今やったら夜まで続くけど」
『それはちょっと…』
「まあでも一日中そういうことする日があってもよくない？」
『よくないね』
うめならほんとにやりかねないから逃げるようにしてリビングに行こうとしたけど、無理だった。思いっきり抱き締められてしまった。
そして耳元で「しよ」と言うのだ。
こんなの断れるわけない。頷いちゃう私もほんとに馬鹿だな。
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ちた - 返信ありがとうございます。楽しみに待ってます！ (2020年9月3日 22時) (
レス) id: 39fd240eae (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ちたさん» コメントありがとうございます。更新頻度下がっててすみません！近々更新するお話出来てますのでしばらくお待ちください！ (2020年9月3日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - る。さん» ありがとうございます！更新頻度下がってますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年9月3日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちた - 楽しく拝読させて頂いてます。もう更新はなさらないのですか？ (2020年9月3日 18時) (レス) id: 39fd240eae (このIDを非表示/違反報告)
る。(プロフ) - ええもう最高です！きゅんきゅんしすぎて心が持ちそうにないです！ (2020年8月26日 7時) (レス) id: 3de2d695dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年8月5日 21時
