【続】梅 と 松【梅原裕一郎】

ひょろっと男子 ページ38

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「では復刻梅原ニュースです。今日は1つで大丈夫です」

「えー…新婚感」

「おお。来ました」

「改めてご報告させて頂きたいと思うんですけども、私梅原裕一郎はお付き合いさせていただいてました同じく声優の松永Aさんと結婚致しました」

「おめでとう〜！ほんとにおめでとう！嬉しいよ僕は」

「なんか俺らより喜んでるんですよね西山さん」

「だって嬉しいもん！プロポーズした？ちゃんとした？」

「したよ。入籍する前日に。今更だけど結婚してくださいって」

「おお最高じゃん…」

「それで午前中に出しに行って、Aは生放送って感じだった」

「そのあとみんなでご飯行ってね〜本当に楽しかったよね」

「ありがとうございました本当に。ケーキも」

「梅ちゃんとAが白目になってるケーキね！あれ面白かったよね〜ネットニュースの写真もそれになってたし」

「ダメだと思いましたよ、あれは。ネットニュースにするのは」

「そのあとちゃんとした宣材写真が載ってましたね。あ、それでトピックの新婚感というのは。ラブラブってこと？」

「いや、なんか新婚感が無いって言うか…別にそういうの求めてるわけじゃないけどあまりにも変わりなさすぎてね」

「変わらないのは良い事だよ？」

「まあそうなんだけどね」

「行ってきますのチューとかするんですか…？」

「俺からはしないね」

「Aからしてくるってこと！？かわいい〜！それで玄関でおっ始めちゃうんでしょ！？」

「そこまでは行かないし、っていうか行ってきますだって」

「あれ、そっちの行ってきます？」

「最低だな。まぁ触れる程度に」

「おお…えへへ…新婚感あるじゃないですか〜梅原さん〜」

「うるせえな」

「他は？どんな感じでイチャついてるの？」

「イチャついてはないよ、いつも通り」

「Aがグイグイ行くもんね」

「それを俺が押し退けるっていう」

「ほんと泣いちゃいますよねえ、僕だったらあーかわいいねチューしようねってなっちゃう」

「本当に気持ち悪いのでやめてください」

「梅ちゃんとAの子は絶対幸せだろうな…」

「予定はまだないけどね」

「何人くらいとかあるんですか？」

「全然考えてないし授かりものだからね」

「そうだよね〜とりあえず僕を養子にするところから始めない？」

「始めません。その前に終わらせてやる」

「怖すぎでしょ」

「二人でいられる時間を大切に過ごしていきたいと思います」

「そうだね。仲良しが一番！」

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