-41- ページ43
そして椅子を持ってきた轟は、やけに距離が近くに座った。
轟「今までどこに行ってたんだ…？」
「今まで…？お昼ご飯と…あ！ﾏｲｸ先生の所に行ってきた！」
轟「そうか……なぁ。明日から一緒に昼飯食わねーか？」
意外な言葉に轟をじっと見つめれば、顔をぷいっと逸らされる
そんな仕草が可愛く、笑ってOKを出した。
轟「っ！本当か？良かった…」
…なんか、ここまでいい反応されたらさ…人間って尽くしたいって思うじゃん？
まぁこれは人間の本能を言い訳にして…
「ならさ…今日から帰り、一緒に帰らない…？」
と、誘うと、目をぱあっと輝かせ、コクコクと頷いてくれた。
やばい…可愛いっ！！
すると、オドオドしたかと思えば、紅白頭を私の肩に乗せ、
轟「マイと居ると…落ち着く…」
そう言って眠ってしまった
恐る恐る紅白頭に自身の頭を乗っけてみると、轟のサラサラヘアがくすぐったかったが、とてもいい匂いがした。
そして気づく。
周りのクラスメイトがこちらを凝視していた事に。
無論、あの勝己も例外では無かった。
一瞬複雑そうな顔をしたかと思えば、舌打ちをし、女の子を連れて教室から出て行ってしまった。
勝己が出て行くと、少しだけクラスの緊張感がほぐれた。
そして、お茶子ちゃんや透ちゃん、三奈ちゃんがこちらへ来たかと思えば、轟を起こさないように小さな声で、質問をされる。
三奈「2人ってどういう関係？付き合ってるのー？」
ワクワクしたような顔で言う三奈ちゃん。
「いや別に付き合ってないけど？」
普通に否定すると、
隣の紅白頭がビクッとなり、
轟「お」
と言いながら起きてしまった。
葉隠「マイちゃんは手強いなぁ…なら彼氏さんに聞いちゃえー！ズバリ！マイちゃんと付き合ってるのー？」
轟「ん？俺に聞いてんのか？ああ…。付き合っている。」
「はあっ？！」
轟…君は何を言っているんだ！！
「付き合ってない！付き合ってない！！」
全力否定しても、周りから歓声が上がる。
お茶子「さっきのは爆豪くんと張り合ったん？」
轟「さっき…？ああ…俺は好きな奴の扱い方とか知らねぇからよ…参考にしてみた。だけど、マイの肩が気持ちよくてつい寝ちまった…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 576人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
39！！(プロフ) - sioriさん、CREAさん、澪さん、教えていただきありがとうございました！！ (2018年8月26日 20時) (
レス) id: 38a3525b44 (このIDを非表示/違反報告)
39！！(プロフ) - あっ9話だけ直し忘れてました……何度もご迷惑おかけして申し訳ございません！！すぐに直しますね！！！ (2018年8月26日 20時) (レス) id: 38a3525b44 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 39！！さん» 直ってないのは私だけですかね・・・？(´;ω;｀) (2018年8月26日 19時) (レス) id: ea4e880386 (このIDを非表示/違反報告)
siori(プロフ) - 39！！さん» こちらこそ、直していただき有難うございます(*^^*) (2018年8月25日 16時) (レス) id: 1cab14bd51 (このIDを非表示/違反報告)
39！！(プロフ) - ごめんなさい！今変えさせて頂きました！！ (2018年8月25日 15時) (レス) id: 38a3525b44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MAICO | 作成日時：2018年8月20日 22時
