其の弐佰弐拾参 無限列車編２０ ページ23
三葉が連れてきてくれた場所は、辺り一面いろんな花が咲き乱れていた。
「すごーい！」
「でしょ！お姉ちゃんも一緒に作ろう？」
「そうだね」
三葉と二人座って、花冠を夢中で作った。
こういう遊びをするのも久しぶりーー
(……………え？)
どうして久しぶりなんて思ったんだっけ？
仕事、そんなに忙しかったっけ……？
あれ？そもそも仕事ってなにをしてたんだっけ？
桜は思い出せそうで思い出せない記憶に頭を悩ませた。
「二人とも！そろそろ夕飯にしましょ！」
「あ！お母さんだ！！」
遠くで呼ぶ声に三葉が顔を上げて嬉しそうに笑う。
どれだけ集中して作っていたのか、いや考え事をしていたのか、気が付けば空は朱く染まりつつあった。
桜の手元は止まったまま、作りかけの花冠も途中のままだ。
目の前では、三葉が何個目かの作りかけの花冠を投げ出して母親に駆け寄って行く。
桜も帰ろうと立ち上がり、膝に付いた土埃をはらった。
《桜》
「！？」
背後で名前を呼ばれて振り返ると、遠く離れた場所に知らない男性が一人、立っていた。
(………だれ？)
目をこらして見てみるけど、逆光もあって霞んだようにその人の顔がはっきり見えない。
特徴的なのは羽織が半分半分違う布で織られているということ。
だけど桜の知り合いで、名前を呼ばれるほどの間柄の中にこのような柄を好んで着ている人はいない。
(！)
………いないはずなのに。
今一瞬何かが頭を掠めたような気がした。
(なにか、わすれてる？)
とても大事なことを。
でも、いったいなにを忘れているというのか。
だって今のこの生活が桜の普段の暮らしだ。
いつもと変わらない日常で、なにも忘れたりしていない。
私には関係ない。
(早くお母さんのところに帰ろう)
そう思っていると、男が突然こちらに向かって走ってきた。
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桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» だいぶ放置ですみません!国家資格目指してるんですね。すごいです!私も陰ながら応援しています。もう、あまり需要もないかとは思いますが私はまだまだ鬼滅の刃が好きなのでボチボ頑張って更新していこうと思います。お時間あれば、また遊びにきてくださいね。 (2022年1月10日 11時) (
レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 資格取ろうと思っているんだな！俺も国家資格を取ろうと思っている！お互い！勉強！集中！煉獄杏寿郎だ！ (2021年10月31日 20時) (レス) @page50 id: e9e5935c56 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» レスと更新が遅くなって申し訳ありません(T ^ T)しばらくこのような状態が続くと思われます。忘れた頃に更新かもしれませんが、引き続き彼らの応援よろしくお願いします( ＾∀＾) (2021年10月31日 15時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 煉獄さん！頑張れ！俺、煉獄さんを応援します！煉獄さんは強い‥！俺は弱者じゃない！夢主さんもだ！勝手に決めつけるな！猗窩座…！！お前を絶対許さない！竈門炭治郎です！煉獄さん、夢主さん！頑張って下さい！ (2021年10月10日 19時) (レス) @page46 id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» 全て言ってしまうとネタバレになってしまうので、あらかた伏せてになるのですが……^^;柱救済で物語を展開していきますので現役引退はありません！とだけ(^-^) (2021年10月4日 21時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年9月19日 10時
