其の弐佰肆 無限列車編1 ページ4
※注意・・・今さら事項ですがアニメや原作と時間枠ズレてると思います。
退院してから、桜は久しぶりに贔屓にしている甘味処に団子を食べに来ていた。
義勇と初めて町に出掛けた日以来、お店の団子が気に入って暇さえあれば食べに来ていた。
「おばちゃん、こんにちは!」
「あら、桜ちゃん。いらっしゃい」
おかげで、この店のおばちゃんともすっかり顔馴染みになっていた。
席に座るや否や桜はメニュー表も見ずに注文を始めた。
「とりあえず、みたらし団子5つね!」
「一人でそんなに食べるのかい?」
「食べたい気分なんです!」
太るよ〜、とイタズラ顔でおばちゃんが脅してきたので、走って帰りますからと笑って返した。
それに、昨日まで散々運動してきたから多少は甘いものを食べ過ぎても大丈夫、なはず。
けっきょく、こうして自分には甘いから気付くと体が重くなっていたりするんだよなと思う。
その度に、体を軽くしなければ〜と思うのに何とも意志が弱いからついつい食べてしまう。
それに、今は任務と訓練で疲れた体と心を大好物の団子で癒したかった。
「そういや、聞いたかい?」
「?なにをです?」
湯気の立つ湯飲みが運ばれたので先に頂いていると、おばちゃんが浮かない顔で奇妙なことを口にした。
「最近、無限列車で人が次々と消えてるんだってさ」
「無限列車?」
「そうさ。気味悪いよ、アタシも今度あの列車に乗って里に帰る予定だってのにさぁ………」
(人が……消える……)
桜は湯飲みをコトリとテーブルの上に置いた。
次々と人が消える理由は今となっては一つしか思い付かない。
十中八九、鬼の仕業だ。
そういえば、ずっと前に杏寿郎が『数日で多くの人が消息を絶つ事件が起きた』というようなことを言っていたけど、もしかしたらこの無限列車のことなのだろうか。
あの時は、確か数人の隊員を送り込むと言っていたけど、この様子だとまだ解決していなさそうだ。
それに先発の隊員たちの安否も気になるところだった。
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桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» だいぶ放置ですみません!国家資格目指してるんですね。すごいです!私も陰ながら応援しています。もう、あまり需要もないかとは思いますが私はまだまだ鬼滅の刃が好きなのでボチボ頑張って更新していこうと思います。お時間あれば、また遊びにきてくださいね。 (2022年1月10日 11時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 資格取ろうと思っているんだな!俺も国家資格を取ろうと思っている!お互い!勉強!集中!煉獄杏寿郎だ! (2021年10月31日 20時) (レス) @page50 id: e9e5935c56 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» レスと更新が遅くなって申し訳ありません(T ^ T)しばらくこのような状態が続くと思われます。忘れた頃に更新かもしれませんが、引き続き彼らの応援よろしくお願いします( ^∀^) (2021年10月31日 15時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 煉獄さん!頑張れ!俺、煉獄さんを応援します!煉獄さんは強い‥!俺は弱者じゃない!夢主さんもだ!勝手に決めつけるな!猗窩座…!!お前を絶対許さない!竈門炭治郎です!煉獄さん、夢主さん!頑張って下さい! (2021年10月10日 19時) (レス) @page46 id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» 全て言ってしまうとネタバレになってしまうので、あらかた伏せてになるのですが……^^;柱救済で物語を展開していきますので現役引退はありません!とだけ(^-^) (2021年10月4日 21時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜花 | 作成日時:2021年9月19日 10時