検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:5,418 hit

ユンギ&ナムジュン ページ1

ある夏の日


ドコッ

バシッ


辺りにはゴミが散乱した部屋に響き渡る音


その中心には小さい男の子2人小さくなって抱き合いながら
母親に叩かれている姿



一通り叩き終えたのか

お札を置いて出ていく母親



バタン


ヒラヒラと舞って落ちる1000円札を虚ろな目で見つめた後
それを握りしめて2人で家を出ていく




そう


虐待の現場を僕は見てしまった





健康のためにと思って走っていたら空き家のような家の中に人がいて覗き込んだだけなのに…


いや、覗き込んだのは犯罪じゃん…



どうしよう


どうやったら助けれるんだろう




そんなことを考えて家に戻ると




A) アッパー!おかえり!


JN) あっぱっ!おかーり!



ただいま!



かわいい2人の子供たち


我が子の可愛い姿を見たからこそさっきの2人を助けたい






児童相談所に電話をかけて対応をお願いしたけど


「しっかり調べてからではないと動けなくて」



さすがお役所


かったい言葉で遠回しに出来ないと



こうなったら毎日2人の生存確認に僕が行こう




そう決めてから3日目の日だった



少し落ち着いてた暴力がこの日突如ひどくなった



警察に電話しようか迷ってた時



キラン



何かが光に反射した



母親の手には包丁



やめろっ!



そう叫んで窓を石で割って母親を突き飛ばす



警察に通報しながら怯える2人を優しく抱き抱えようとしたら


ガタガタガタ


震え出す2人



そうか


この子達にとっての大人は暴力を振るうやつなんだ


少し距離を置いて警察を待つ




警察が来てからはなんでここにいるのかとか
もーそれはそれはたくさん聞かれたけどご近所の人が僕が助けに入ったことを証言してくれたおかげで不法侵入とかで捕まることはなかった




子供たちは児童相談所に預けられて18歳まで育つらしい


ただし例外で里親に出会ったら新しい家族と新しい人生をつくれる




それを聞いた時僕はもう迷わず言っちゃったよね



うちがこの子達の親になります


って


奥さんに相談しないとだけど奥さんは2人のことを話した時から


私たちと一緒に過ごして世界はもっと綺麗なことを教えてあげたいな


って話してたし

子供たちも弟欲しい!って言ってたし



2人の男の子達が居心地いいって感じてくれたら
引き取ろうかな…

ユンギ&ナムジュン→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
87人がお気に入り
設定タグ:BTS , 家族
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:pooh | 作成日時:2022年8月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。