貴｢初日から目をつけられた｣全ｰ貴｢誰にだよ！｣

２８話!! ページ30

私達１年は、集まった

あの月島くんも捕まえた←
でも、月島くんがうるさい
「面倒」やら、「何で君に協力しなきゃなんないの？」やら

だったら来なくていいのに!!←
……まぁ、無理に連れてきた気もする
強引だったかもしれない
主に翔陽が←

まぁ、でも
うるさいけど来てくれた
意外と優しいトコロもある
勉強教えてくれたし

まあ、いい奴ってことには変わりない
少々毒舌だが←


さあ、集まったところで重い扉を開けましょうか

貴「準備はいいですか？」

日「戦場に行くみたいだな！」

影「お前、戦場行ったことあんのかよ」

日「ない！」

ですよね←
まあ、こんな会話をしているうちに屋上に入ったのだが←

山「誰も……いない？」

月「呼び出しといていないとか……帰る」

貴「帰んないで、お願いだから」

でも、呼び出しといてこれはないだろ
くっそ、もうこんなことなら部活行けばよかった
きっと今みんなワイワイガヤガヤ楽しんでるんだろうな！

あ〜、うらやましい(((

貴「もう、帰るか」

きっと謝罪の言葉なんてものは無かったんだ
すべたが幻だったんだ

ハハハハ!!←

私よ
真の勇者よ
今、ここで、疲れ切って約束を投げだすとは情無い

おまえを信じたばかりに、やがて帰らなくてはならぬ
時間を無駄にしてしまった
おまえは、稀代きたいの不信の人間、まさしく王の思う壺つぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎なえて、もはや芋虫いもむしほどにも前進かなわぬ
身体疲労すれば、精神も共にやられる
もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐ふてくされた根性が、心の隅に巣喰った

以上、走れメロスより←

貴「ね、もう帰ろうよ」←

「「「「お前が言いだしたのに!?」」」」

貴「もう来ないよ」

日「でも」

貴「約束を破ったことになるって？」

日「違う、もうすぐ来る」

貴「なんで、そんなこと言えんの？」

月「今さっき、ファミマの袋持って校庭縦断してた」←

おい、私との約束よりもファミマ優先かよ

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