貴｢初日から目をつけられた｣全ｰ貴｢誰にだよ！｣

１５話!! ページ17

放課後、私は四面楚歌状態になっている←

四面楚歌【しめんそか】とは

周囲がすべて敵や反対者で孤立して、助けや味方がいないこと

今、私は学校の図書館で勉強中です

第一の敵、目の前のワーク←

もう、答え全然わからない
参考書取りに行こうかな

確か４つ先の本棚が参考書だったはず

貴「……あった」

けどここでもうひとつ敵があらわる

第二の敵、目の前の参考書を守る本棚←

私、結構身長小さい方だからとれないんだよ
一番上の段にある本とかさ

誰だよ、数学を一番上にした奴←

貴｢と、届か……ない……!!｣

屈辱的だ←

その瞬間、本が消えた

菅｢これ、取りたかったの？｣

そこには大地さんが呼んでる"スガ"さんがいた

貴｢ありがとうございます、スガさん先輩！｣

菅｢いいべ、いいべ!!」

ああ、なんて天使のような笑顔!!←

菅「何で俺の名前知ってんの？｣

貴｢大地さんが名前呼んだのを聞いたので！｣

菅｢じゃあ事実上は初対面だね」

貴「そうですね」

菅「俺は菅原孝支、３年、よろしくな！｣

貴「私は七宮Aです、よろしくお願いしますスガさん先輩!!」

菅「スガさん先輩っておかしいべ」

貴「じゃ、スガさんでお願いします」

菅「それでいいべ」

第一印象、めっちゃいい人だな

菅｢勉強中？｣

そういやそうだった気もする

貴｢はい……勉強ダメダメで｣

菅｢何だったら俺が教えよっか｣

貴「え、いいんですか」

菅「図書委員のカウンター当番暇だからいいよ」

貴「じゃあ、お言葉に甘えて」

私の目の前に神様が!!←
ついに下り立った!!

菅「じゃあ、始めるべ!!」

この時はまだ知らない
悪夢が始まると←


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

スガさんの名前間違えていました。
スミマセン。

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