アイドル、好きじゃなきゃダメですか？ (ページ19)

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優太side

翌日

柚「私さ、昨日見ちゃったんだよね～」

朝、教室に入って自分の席に着くとニヤニヤしながら柚が話しかけてきた。

優「え、何を！？」

柚「平野がAに告白してたところ♡」

優「…は！！？」

ガタガタッ

俺は驚いて席から立ち上がった。

優「え、ちょ、ま、まじ！？えっ！！！？」

「あ、おはよ」

聞き覚えのある声に振り向くと、目の前に鞄を持ったAが居た。

柚「Aおはよ！！
　ねえ、昨日のあれどうするの！？」

「昨日の？」

柚「昨日の夜、平野から告白されてたでしょ？
　偶然通りかかって聞いちゃって～♡」

「…え、嘘！？」

顔を真っ赤にして驚くA。

柚「嘘じゃないのよね、これが♡
　で、どうするの？返事」

「…ま、まだ決めてない……」

柚「え！まだ決めてないって…OKしかないでしょ！？」

Aが…紫耀と付き合う？

紫耀、いつの間にAの事……

柚「あれ？どこ行くの？」

優「気分悪い、保健室」

「え、優太大丈夫？私ついて行こうか？」

優「一人で大丈夫」

俺は居ても立ってもいられず、保健室に向かった。

優「あー…なんでだよ…」

モヤモヤした気持ちがどんどん広がっていって、気持ち悪い。

「優太、どうしたんだろ…」