アイドル、好きじゃなきゃダメですか？ (ページ16)

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優「ほんとごめんって！！」

顔の前で両手を合わせて謝る優太。

もう知らないこんなやつ。

「優太のばか！！紫耀くん帰ろ！」

紫「え！」

私は紫耀くんの腕を引っ張って公園から逃げ出した。

優「ちょっと待てって！！！」

懸命に呼び止める優太を無視した。

あーあ、せっかく許してあげようと思ってたのに…

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紫「岸くん、あれで良かったの？(笑)」

「うん。優太にはお仕置きも必要だから(笑)」

紫「なんか可哀想だけどいっか(笑)」

優太はあれぐらいしないと分からないもんね。

紫耀くんと2人、駅のホームで電車を待っていた。

紫「Aちゃんってさ…」

「ん？」

紫「岸くんの事…好き？」

「…え！？何言って…優太はただの幼馴染だよ？」

突然何…！？

紫「え！てっきり岸くんの事が好きなんだと思ってた」

「ないない！そもそも恋愛対象に入らないから！」

紫「ほんとに？」

「うん(笑)」

紫「…じゃあ、今好きな人居る？」

「え？居ないけど…」

…あれ、なんでこんな事聞いてくるんだろう？

紫「気になる人も…居ない？」

「居ないよ？え、急にどうしたの？(笑)」

紫「…ううん、なんでもない」

…うん？

なんだか紫耀くんの様子がいつもと違うような…

なんて話をしていると、ホームに電車が来た。

「あ！電車来たよ！乗ろ！」

紫「…うん」