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『あの、これ、ありがとうございます』
「…」
『ど、どうして、ここに居たんですか…』
歩き出した彼に置いてかれないように乗せられただけのペディンに袖を通して私も歩く。よく見れば、彼もペディンを着ている。もしかしてもう1着持って私を探しに来てくれたとか…？いやいや、そんな訳ない。
「居ないなって思っただけ」
『私に、関心を…』
「勘違いするな」
『で、ですよね、』
「シュアに…」
『へ？』
「シュアに頼まれただけだから。マネージャーがいねーから探してきてって。ついでにアンタのペディンも持ってけって。」
『はぁ…、そうでしたか。なら、ジョシュアさんにお礼しなくては…』
「…」
こんなにも会話ができているのが夢のようだった。マネージャーの発言としてはおかしいかもしれないが、今までの私とジョンハンさんの距離を考えたら、この事は私にとってすごく大きな一歩だ。このまま、このまま少しずつ心の壁が崩れていってほしい。ジョンハンさんにとって不幸なこと、嫌なものが心から取り除かれてくれたら、私は凄く嬉しい。ジョンハンさんには、あの事件の分、幸せでいてほしいから。
楽屋に着くと、前を歩いていたジョンハンさんはペディンを脱いでどこかに行ってしまった。私はジョシュアさんにお礼をしなければならなかった。
ソファーで暖かいコーヒーを飲んでいるジョシュアさんに声をかけた。
『ジョシュアさん、』
「あ、Aさん。寒い中お疲れ様です。」
『ジョシュアさんもお疲れ様です。』
「それで、どうかしましたか？」
『あ、ジョンハンさんに私のペディンを私に届けさせてもらっちゃったみたいでお礼を…』
「ん？なんですか？」
『え？いやあの、ジョンハンさんがジョシュアさんに頼まれて私にペディンをって聞いたんですが…』
「なにそれ〜！僕頼んでないですって！」
『へ…？どういうことでしょうか…』
正直混乱していた。だって、ジョンハンさんが自分から私に関わるような事しないはずだし、ジョシュアさんから頼まれたって…
「僕は何も言ってませんよ。ジョンハナが勝手にやったんです。自分の意思で。自分でAさんのことを考えて。」
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ぷぅ(プロフ) - かなとさん» 失礼致しました(；；)外しました。これからは気をつけます(；；)ご指摘ありがとうございました。 (2019年4月13日 17時) (
レス) id: fc259b1187 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月13日 7時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ | 作成日時：2019年4月13日 1時
