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「身の程を弁えろ」
昔から自分に合ったものしか望まなかったし、それ以上は欲しいとも思わなかった。この仕事を始めてからも、ただのスタッフのひとりとして、アイドルに対してファン以上の愛を欲しがる必要は無い、あってはならないものだと思って仕事に全うしてきた。芸能人のいる世界で働かないかと提案された時は、存在が商品である芸能人たちのお側で働くことはどれだけ神経をすり減らして働かなければならないのか、たまったもんじゃないと話を蹴ったが、今の職よりも少しは収入が上がると言われて、金に釣られてこの職に就くことになった。芸能人とだけ言われていたけど、まさか今をときめくアイドルのお傍につくことになるなんて思ってもいなかった。芸人や、タレントの側だと思っていたから。
彼らは、SEVENTEENという13人組のグループらしい。初見では、かっこいい子達ばかりだななんて頭の中で考えたが、そればっかりであった。
リーダーらしい、エスクプスという方が、「これからよろしくお願いします。至らないところもありますが、一生懸命活動してますので、応援もよろしくお願いします。」と声をかけてきてくれた。本当に私より年下なのかと思わせるほどだった。他にも沢山メンバーがいたけど、仕事の合間に個別に挨拶に来てくれた。
アイドルにも裏があるのかななんて考えたことはあったけれど、彼らに黒はいなさそうだった。まだ、始めて１日目だけれど彼らとは仕事がしやすそうだと感じた。私の仕事は、メイクさんや衣装さんとは少し違ったお仕事で、楽屋に案内したりスケジュールの読み上げ、車の運転、サイン会の補佐など若干マネージャーがやるような仕事もかじっている。今日の仕事が終えて、車で宿舎まで送る車中のことだった。私は、ボーカルチームの車の運転を任されて、先に車を温めてほしいと先輩に頼まれ車を動かしていた。駐車場入口付近で車を止めて、彼らを車中で待っていたら、綺麗な金髪の少年が1人でふらっと建物から出て来て、車には乗り込まずに外で壁にもたれた。
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ぷぅ(プロフ) - かなとさん» 失礼致しました(；；)外しました。これからは気をつけます(；；)ご指摘ありがとうございました。 (2019年4月13日 17時) (
レス) id: fc259b1187 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月13日 7時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ | 作成日時：2019年4月13日 1時
