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『ちょ、え、ジョンハンさん、？』
「黙って。少しこのままでいさせて」
『えぇ…』
きつくあって優しく抱きしめてくれる彼がわからなかった。
そして、私も私がわからなくなった。
抱きしめている力が弱まって熱がこもった目でこちらを見てくるジョンハンさんの瞳には私はどう写っているのだろうか。
「俺さ、多分、分かんないけどなんか、あんたのこと」
口をきゅっと瞑った彼の唇が近づくにつれて全てが終わるんじゃないかと思った。
止まらなかった。
好きというこの気持ちが溢れて止まらなかった。
私は彼をすごく好きなんだ。
このまま溺れてしまおうか、彼に飛び込んでしまおうか。
覚悟を持って目を閉じた。
ｺﾝｺﾝ
「ジョンハンさん、次準備お願いしまーす」
突然入ってきたスタッフの声に2人して肩を震わせた。私達は超えれなかった。
「ははっ、俺たちってやっぱりそういう風にできてるんだな」
至極悲しそうな、何か呆れたようなそんな笑いだった。
雑に椅子をひいて出て行った彼に何も声をかけることが出来なかった。
バタンと閉まった扉には影はもう見られない。
『うっ、…っ、あぁっ』
どうしようもない深い悲しみ、どんどん溢れる好きに涙が止まらなかった。
こんなにも好きなのに、好きと言うことを許されない。
求めてはならない。
ただひたすら涙を流し続けるしかなかった。
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ぷぅ(プロフ) - かなとさん» 失礼致しました(；；)外しました。これからは気をつけます(；；)ご指摘ありがとうございました。 (2019年4月13日 17時) (
レス) id: fc259b1187 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月13日 7時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ | 作成日時：2019年4月13日 1時
