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配達が終わるのは辺りが暗くなる頃。

社員が少ないのもあるけど、親父さんのおかげで生活できてるんだから
俺は人一倍仕事をするって決めている。

どんなに配達先が遠かろうと、率先して仕事を引き受ける。


センチュリータウンはドがつくくらい田舎だから夜は星が綺麗に見える。

誰もいない夜の道を運転しながら俺が考えるのはあの子のこと。


カフェを経営している真央は俺の恩人の娘さん。

たまにそのカフェが近くなった時に休憩で寄ると笑顔で迎えてくれる君。


明日はカフェの近くの配達先があるから休憩していこう。

そう考えるだけで明日も頑張れる気がしてきた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜


配達の帰り道
いちばん星見て
大好きな人のこと
そっと願ってる
君想うだけ それだけで明日も頑張れるよ
ありふれた 小さな恋のおはなし

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作者名:長岡蘭。 | 作成日時:2017年1月21日 10時

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