引き立て役なんてやめてやる ［２］

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「はあ」


嫌でも時間は進んでしまって

バスが学校前につくと

自然とため息が出た


莉「大丈夫」



そんなときはいつも莉子が声をかけてくれるんだ

なんで、私と一緒にいてくれるのかはまだ謎なんだけどね


だから、っていうのはおかしいかもしれないけど

莉子に縋りつくほかないんだよ私には





校舎内に入ればやっぱり私の事を

変な目で見てくる人はいるわけで

てか、ほとんどの生徒の冷ややかな目が

私をとらえているわけで



気のせいだ、なんて自分をごまかして

気づかないふりをして

莉子たちの話に集中する



涼「まじかわいかった！」




莉「あー、あのモデルさん？

　私は、涼介が推してるモデルさんよりも
　
　その隣にいたモデルさんのが好きだな」


「でも、涼介はモデルさんの顔より

　脚だもんね」



莉「変態涼介くん」






昨日放送されたバラエティー番組の話に

夢中になって話す私たち



大「純粋さがないんだよ、山田はー」

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