きっかけはゲームから

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｢2人ともお待たせー。やっと見つけてきたよー。｣

｢フジおかえりぃ｣

｢遅せぇよ！どこ行ってたんだよ！｣

｢あーすまんすまん、それと今日から飯5人で食うことになったから｣


引っ張られて連れてこられたけど
え、まって今日"から"？
ｴ????

｢おう！ってあれ、後輩じゃん。おいキヨ。お前無理矢理連れてきたんじゃねえの？｣

｢んー。まあそうとも言えなくはないかな！｣

｢おいおい。可哀想だろ。困ってんじゃん。｣

｢いや…。｣

｢後輩の子から話しかけられたことなかったから俺は嬉しいなぁ。よろしくねぇ。えっと、名前なんていうの？｣

｢望月Aです。｣

｢Aちゃんって言うんだね〜。俺はヒラだよ〜｣

あー。この先輩この中で1番優しい気がする。
すごい居心地良さそう。

｢俺はフジ！んでこいつがこーすけで、あの野郎がキヨ｣

｢はい。よろしくお願いします。｣

｢腹減ったー。A飯持ってきたか？｣

あ……。引っ張られて連れてこられたから教室に忘れちゃったな…。

｢教室にあるんで、とってきます。｣

｢おーそっか。んじゃまってるよ｣

てかなんで普通に一緒にご飯食べようとしてんだ？
さっき知り合ったばっかりだし…。

けど1人でご飯食べるよりはいいかな…

早く持ってきて戻らないとなぁ。


ﾄﾞﾝｯ

え？なに？後ろからいきなり。
｢ねえ、なんでお前みたいなやつがキヨ先輩たちと仲良くしちゃってんの｣

なんだ。こいつらか。

｢別にこっちから話しかけたわけじゃないんだけど。｣

｢お前まじこの状況わかってないよね、あんま調子乗んなよ。｣

おお、捨て台詞はいて去ってったなぁ。
きよさん達と話したいなら話しかけたらいいじゃんかー。

｢あ、早くご飯持ってかないと｣









｢すみません。おまたせしました｣

｢おう。おかえりぃ｣

｢んじゃ食うか！｣

｢｢｢いただきます！｣｣｣

｢……いただきます。｣

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