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story45 ページ45

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最初こそお互いの気持ちが一致しない関係だったけれど、今ではそうでない自信がある。


祐希はたぶん、まだ私がマサに未練があると思ってて、それで色々遠慮してる部分もあるんだと思う。


でももう、違うのに。


私がマサを好きだったのも、
マサを忘れるために祐希を利用したのも事実だけれど、

そのおかげでマサを忘れられて、
祐希を好きになりつつあるのも事実。


因みにあれ以来マサには会ってない。

でも今マサに会ったとして、
きっと私は笑って「久しぶりだね」って言える。


弱かった私をそうさせてくれたのは、

紛れもなく祐希であって。


私を見つめる愛おしそうな祐希の瞳にどこかむず痒いような感覚を覚えるのも、

そんな祐希を心から愛おしいと思うのも、それはきっと「好きになりつつある」からじゃなくて、もう「好き」だからなのかもしれない。



「ねぇ、…祐希」

「…ん?」



だから、

私はそれを早く伝えなきゃ。




「祐希の誕生日、一緒に過ごしたい」




1週間後の彼の誕生日。


きっと私が言わなければ、
彼は何も言わないから。


「い、いの…?」


彼の目が大きく見開かれて、
繋がれた手に力が入る。

私はそれを強く握り返してから、
ひとつの決意を持って彼を見つめた。



「…大切な日には、傍にいたいから」




_________ごめんね。



苦しめてごめん。
傷つけてごめん。
利用してごめん。


待たせて…ごめん。



でも、ちゃんと伝えるから。








だから、



それまでもう少しだけ、待ってて。




__________________________

現実とは時間軸が異なります。
ご了承下さい。

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設定タグ:柳田将洋 , 石川祐希 , バレーボール   
作品ジャンル:恋愛
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ぷーこ(プロフ) - ルカさん» いえいえ!ありがとうございました!後ほど変えさせていただきます! (2019年10月14日 16時) (レス) id: acc82473cf (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - なら、そうなんですね!すいません! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 1f76d21934 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーこ(プロフ) - ルカさん» すみません、4年前の作品なので番号も当時のものになっております。わざわざありがとうごさいます! (2019年10月14日 16時) (レス) id: acc82473cf (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 柳田くんはあってるけど石川くんは#14ですよ (2019年10月14日 16時) (レス) id: 1f76d21934 (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - ずっと更新待ってました!!! パスワードできたら教えてくださいm(_ _)m (2016年8月27日 1時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷーこ | 作成日時:2015年11月11日 1時

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