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story3 ページ3

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「A、携帯」



早くよこせと

私に向かって手を出すマサの声に、はっとなる。


「っご、ごめん…」


奪うようにして私から携帯を取った彼は、画面を見るなりすぐにそれを耳に当てた。




「もしもし?どうしたんすか」




人の電話を盗み聞きするわけにはいかないと、部屋のドアに手をかけたとき




僅かに、聞こえてしまった。





『あ、もしもし将洋?…』





“将洋”

と呼ぶ、





おんなのひとの声が。





「え、そうなんすか?」




そして、その後に聞こえるのは楽しそうに話すマサの声。



もうこれ以上は聞いたらいけない気がして、私は重い足を引きずるようにして部屋を出た。









おんなのひと、だった。






“将洋”







って呼んでた。









…いや、

友達、かもしれないじゃん。



マサにだって、名前呼び捨てにされる女友達くらいいるだろうし。



なに、勝手に暗くなってんの…私。




きっと違う、


“そんなん”じゃない。



必死にそう言い聞かせていたけど



その日中ずっと


携帯の画面に表示された




“マナミさん”




という名前とマサの顔が








頭から離れなかった。

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設定タグ:柳田将洋 , 石川祐希 , バレーボール   
作品ジャンル:恋愛
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ぷーこ(プロフ) - ルカさん» いえいえ!ありがとうございました!後ほど変えさせていただきます! (2019年10月14日 16時) (レス) id: acc82473cf (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - なら、そうなんですね!すいません! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 1f76d21934 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーこ(プロフ) - ルカさん» すみません、4年前の作品なので番号も当時のものになっております。わざわざありがとうごさいます! (2019年10月14日 16時) (レス) id: acc82473cf (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 柳田くんはあってるけど石川くんは#14ですよ (2019年10月14日 16時) (レス) id: 1f76d21934 (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - ずっと更新待ってました!!! パスワードできたら教えてくださいm(_ _)m (2016年8月27日 1時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷーこ | 作成日時:2015年11月11日 1時

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