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story17 ページ17

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それから祐希くんと連絡先を交換したり、大学の話をしたり。



祐希くんが来てからも、結構な時間が経ったと思う。





でも、マサは来なかった。





話してる間にもちらちらとドアの方を見てみるけど、開く気配もない。



ほんと、どうしたんだろ




そんな私の気持ちを汲み取ってか、
祐希くんが口を開いた。



「…俺が、見てきてあげようか?」


「え?」


「さすがに遅すぎだよね、監督にでも捕まってんのかな」



監督、話長いからな〜と

大きく伸びをする。



「…でも、ここで待ってろって言われたから」



だから待ってるよと笑うと、
彼は何を思ったか、私の手を掴んで歩き出した。




「え!?ちょ、祐希くん!

人の話聞いてた!?」



「聞いてた。

だから俺と一緒に探しに行こ」




…全然、聞いてないですよね。





意外にも彼は強引で、

私が何を言ってもずんずん歩いていってしまう。



「…どこだろ、あっちかな」


「ちょっ…」


たくさんある部屋をひとつひとつ覗いて、マサがいないかを確認する。


でもどこにもマサはいなくて、



もういいよ、と彼の手を解こうとしたところで




「ほっといてよ!!」




廊下に、大きな声が響いた。





祐希くんと顔を見合わせて、黙る。





「…なん、だろうね」

「さぁ…」





でも今の声、どこかで聞いたことあるような。




なんとなく、嫌な予感がする。








そう、思ったときだった。








声がした部屋から


飛び出すように女の人が出てきて









私の“予感”は


的中した

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設定タグ:柳田将洋 , 石川祐希 , バレーボール   
作品ジャンル:恋愛
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ぷーこ(プロフ) - ルカさん» いえいえ!ありがとうございました!後ほど変えさせていただきます! (2019年10月14日 16時) (レス) id: acc82473cf (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - なら、そうなんですね!すいません! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 1f76d21934 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーこ(プロフ) - ルカさん» すみません、4年前の作品なので番号も当時のものになっております。わざわざありがとうごさいます! (2019年10月14日 16時) (レス) id: acc82473cf (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 柳田くんはあってるけど石川くんは#14ですよ (2019年10月14日 16時) (レス) id: 1f76d21934 (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - ずっと更新待ってました!!! パスワードできたら教えてくださいm(_ _)m (2016年8月27日 1時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷーこ | 作成日時:2015年11月11日 1時

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