◎とりっくおあとりーと！ ページ15
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10月31日。
世間はハロウィンモード全開。
まぁそれは、我が家も例外ではないわけで。
ささやかながらも飾りつけをしたり、お菓子を作ってみたり。
そんなことをしていたら、気づけばもう夕方になっていた。
そろそろウチのうるさいのが帰ってくる頃かな、なんて思っていると
「Aーー！
とりっくおあとりーと！！」
…案の定。
帰ってくるなり玄関で騒いでいる
“うるさいの”
ウチの祐希くんです。
「はいはいうるさいよ〜
お菓子あげるから手洗っておいでー」
はーい、
なんて元気のいい返事が聞こえて
そのまま彼は洗面所に直行した。
…イイコか。
少しして、手を洗ったであろう祐希がリビングに顔を出す。
「ただいま〜」
「おかえり」
「はい、とりっくおあとりーと！」
またしても元気よくハロウィン特有の決め台詞を言い放った祐希は、
笑顔でこちらに両手を差し出している。
「はいどうぞ」
差し出された両手に、
今日作ったお菓子やらを詰め込んでハロウィンっぽいラッピングを施した袋をぽん、とのせてあげれば
それを見て、祐希の顔がさらに輝いた。
「やったー！手作りだ！」
「普段は甘いものあんま食べないくせに、手作りだと食べるよね」
「うん、Aの手作りは別なの〜」
当たり前のように放たれた一言に、胸がきゅんと締めつけられる。
うれしいこと、言ってくれるじゃん。
これなら作った甲斐があったなー、と自然と頬が緩んだ。
「あ、でもねーA…」
さっきまで笑顔だった祐希が急に目を伏せて、だんだんと近づいてくる。
何か気に入らないことでもあったのかと不安になっていると
近づいてきた大きな体にふわりと抱きしめられた。
「…？祐希？どしたの」
「あのねー…」
「…うん？」
甘えた時に出る、猫撫で声だ。
どしたの、とか聞いちゃったけど
なんだか、
嫌な予感。
「お菓子もらっちゃったけど、
…イタズラしたいなぁ」
「っ！？」
あまーいあまーい声で囁かれて
やばい、と思って腕の中から逃げようとしても
時すでに遅し。
すぐ近くにあった唇がそのまま耳に触れて、柔く甘噛みされる。
「っ、ひぅ！」
急な刺激に、
ひっくり返ったような声が出てしまった。
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まる - 柳田さんバージョンも見たいです(>_<)！ (2016年4月4日 1時) (
レス) id: d2459c29de (このIDを非表示/違反報告)
ぷーこ(プロフ) - Maaaaaoさん» コメントありがとうございます！ワガママなんかじゃないですよー！！とっても嬉しいです(^^) これからも頑張りますので、続編もよろしくお願いします！ (2016年1月5日 21時) (レス) id: 7b7e1951a6 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーこ(プロフ) - ちいさん» いつもコメントありがとうございます！いえいえ、ワガママだなんて、とんでもないです。これからも頑張るので、続編もどうぞよろしくお願いします(^^)！ (2016年1月5日 21時) (レス) id: 7b7e1951a6 (このIDを非表示/違反報告)
Maaaaao(プロフ) - 受験生で大変なのもすごくわかってます！でもすいませんワガママゆわせてもらうなら五番がいいです！でも本当に大変なことだとおもうので二番でもぜんぜんありがたいです！このお話だいすきで更新がいつも待ち遠しいので続けてほしいです(T_T) (2016年1月5日 0時) (レス) id: b51ab1bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - ぷーこさん、選択肢の件ですが、ワガママ言わせてもらうなら5番です！！お忙しいのにごめんなさい。でも5番以外でひとつだけとなると2番で！このお話がだーいすきなのです*\(^o^)/* (2016年1月3日 22時) (レス) id: 3581cc6cf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷーこ
| 作成日時：2015年10月12日 12時
