長男様には勝てない【おそ松さん】松野おそ松

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居酒屋に入ってそうそう、私は「あー…」と肩を落とした

案の定、松野家に生まれし次男、松野カラ松は号泣していた


A「お待たせしました…あの、」

チビ太「あぁ…、悪ィな」


とりあえず、カラ松兄さんの隣に腰掛け、カラ松兄さんにハンカチを渡す


A「…大体察しはつきます」

チビ太「助かる」


腕を組み、ため息をつくチビ太さんに同情する

あのアホな兄達がツケなんかためなければこんなことにはならなかった


A「兄さん、カラ松兄さん」

カラ松「…A」

A「ん。怪我はない？」

カラ松「あぁ…大丈夫」


いつもの明るさがない

恐らく相当ショックだったんだろう


A「チビ太さん、ツケ…としては足りないだろうけど…」

チビ太「お、おい！オイラ、高校生から金なんざもらえねぇよ！」

A「いえ、ツケの返金だと思ってください」


なけなしの10000円を手渡すが、チビ太は「いらねぇ！」と押し返す


A「私はあのアホ兄どもの妹ですよ。これぐらい当然なんです」

チビ太「…お前、いつかいいようにこきつかわれるぞ」

A「かも、しれません」


笑って言ってみせるが、チビ太さんは眉間に皺を寄せたまんまだった


A「とりあえず…カラ松兄さんは回収していきます」

チビ太「ちょっと待て」









チビ太「カラ松、A、リベンジだ」

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