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松代「では、今から松野家扶養家族選抜面接を始めます。 この面接に合格した人は、母さんの扶養に入れます。 皆さん、存分にいい息子をアピールしてください。 よろしくお願いします」
一体どういうことなのだろうか
手を組み、母親が見つめる先にはスーツを着た兄達
あ、私?私は母親の横に座ってます
A(何この狂った空間)
おそらくチョロ松兄さんも同じ事を思っているのだろう
アピール時間がもうけられた瞬間、勢いよく手を挙げる兄達
これが本当に血を分けあった兄妹なのだろうか
そんな中、末っ子トド松兄さんが「1つだけいいですか」と、立ち上がる
松代「えーっと…松野トド松さん?」
A「なにその紙。え、自分の息子でしょ」
いかにも面接らしく紙を見ながら話す母親
ひとつ言おう
白紙である
トド松「僕はこの面接を辞退します。みんなと、Aと暮らせなくなるのはすごく悲しい…でも、自立できるチャンスだし!自立して、母さん、父さん、そして、大好きな妹に恩返ししてみせるよ!じゃあ!」
そう言って、襖に手をかけたときだった
松代「待って。…………合格よ」
ニヤッ
トド松「やったぁぁぁぁ!一抜けフォォォオオオオオ!!!」
「「「や、やられた…!」」」
さすがは松野家末弟松野トド松
エグい手口だ
ため息をつきつつ、トド松と書かれたネームプレートを扶養の欄に張り付ける
十四松「ハイハイハハイハーイ!いいっスか!?いいっスか!?」
松代「えーっと」
十四松「十四松でーす!!!」
おもむろに立ち上がり、手をあげた
十四松「俺のセールスポイントはチャンスに強いところ!」
A(なんのアピールだろうか)
松代「肩は強いの?」
チョロ松(それを聞いてどうする!)
十四松「遠投80mはいける」
そういうことで、場所は変わって野球場
野球のユニフォームに着替えた十四松兄さんは勢いをつけ
おもいきり、ボールを投げた
A「…記録、78m」
キラリと光る太陽に向かって母親は、目を細める
松代「保留ね」
十四松「ちくしょぉぉ!!!」
A「十四松兄さん、土、戻しておいてね」
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ココアちゃんだよん(プロフ) - まってこんなに泣いたの久しぶりwwwめっちゃ号泣した😭主さん凄すぎます‼️ (11月29日 11時) (レス) @page46 id: 8647a05af8 (このIDを非表示/違反報告)
咲坂 - やばいね、これ、まじ神作!! (2016年2月12日 2時) (レス) id: 48504f4ae5 (このIDを非表示/違反報告)
長男神 - おそ松兄さん素敵すぎます!!///本当、いつも更新されるのを楽しみにしています(*^^*)この作品が大好きです!素敵なお話をありがとうございます!!!! (2016年2月6日 0時) (レス) id: 42aefe494c (このIDを非表示/違反報告)
美咲季(プロフ) - ついつい息止めてみてました...!!更新いつも楽しみです(*´`) (2016年2月1日 1時) (レス) id: 217430b45f (このIDを非表示/違反報告)
あみ@(プロフ) - すごいです!初めて占ツクの作品で泣いてしまいました。・+゚゚(うд´。)゚゚+・。 色んな作品のカラ松事変を読ませていただきましたが、本当に1番感動しました!(比べてしまうようで申し訳ありません!) (2016年2月1日 0時) (レス) id: de325eda99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポン酢 | 作成日時:2015年11月27日 19時