長男様には勝てない【おそ松さん】松野おそ松

あけましておめでとう ページ29

(付き合ってるという設定)




おそ松「Aっ！姫始めしようぜっ！」

A「……………は？」

ﾁｮﾛ松「お前は開口一番、何言ってんの！？」


パチンコから帰ってきたかと思えば、襖を開けた瞬間これ

この場に一松兄さんが居れば確実に首と体がおさらばしていただろう


A「なに、姫始めって」

おそ松「せっ「黙れクソ長男！！！」」

ﾁｮﾛ松「Aは知らなくていいよ…」

A「ん」


そう言うということは十中八九、いかがわしい言葉なのだろう


A「それよりミカン食べよ」

おそ松「俺は姫始めがしたい！！！」

ﾁｮﾛ松「だからこのクソ長男！お前はもう少しデリカシーを知れ！」

おそ松「うるせーチェリーボーイ！！！クソ童 貞は黙ってろ！」

ﾁｮﾛ松「お前だって童 貞だろ！？」

おそ松「俺はこれから卒業しますぅ」

A「あ、なに、ひめはじめってそういうこと」

ﾁｮﾛ松「ほらぁ！！！余計なこというからまたいらん知識が増えただろーが！！！」

A「まぁまぁ、どうどう。ハイ、チョロ松、ミカン」

ﾁｮﾛ松「あ、ありがとう」

おそ松「あ！ずりぃ！俺もあーんしてもらう！！！」

A「嫌だ」

おそ松「なぜっ！？」

A「うるさいなぁ」


ミカンをひとふさ口に入れ、立ち上がる

そばにあったマフラーを手に取り、玄関へと向かった


A「コンビニ行くけどおそ松兄さん行こうよ」

おそ松「………行く！」

A「うー…さみっ。じゃあいってきます。しばらくゆっくりしてて、チョロ松兄さん。何か食べたいものある？」

ﾁｮﾛ松「え、じゃあ…肉まん」

A「はーい」


ガラガラとドアを開け、真っ暗な外へ出た


おそ松「さみぃ」

A「のわりには嬉しそうだね」

おそ松「そりゃあかわいいかわいいAからのお誘いだもんな！」


そう言ってニッと笑うおそ松兄さんはずるい

そんな顔されたらこっちまでにやけそう


おそ松「さみぃさみぃ。てことで、ほい」

A「ん？……あぁ」


手を差し出され、何だと首をかしげたか、すぐに理解した

スルッとポケットから手を出し、おそ松兄さんの手を握る


A「あったかい」

おそ松「だろ？」


ギュッと握り返して、おそ松兄さんのスカジャンのポケットに突っ込まれる


おそ松「なんか、恋人みてぇ」

A「一応、恋人じゃない？」

おそ松「確かに」

A「今年もよろしくね」

おそ松「おう！！」

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