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勘弁してくれ29 ページ29

(悩む……)


さぁてみなさん、

私は、いま、


どこにいるでしょーっか!!







まぁデパートなんですけどね。

仕事はお休み。家にいてもやることはない。

ならば、

お買い物に行くっきゃねえ!という謎の使命感に支配された。


ブラブラとデパート内を歩けば、気分は徐々にルンルンとしてくる。

この気分に乗って何か買おうと訪れたのがここ、


ランジェリーショップ


密かにこういうのが大好きだったりするんだなぁ!!


お店前のショウウィンドウに飾られる下着をみればうっとりしてしまう。

あぁ、なんと素敵なことでしょう。


(黒……よりは、白だなぁ……)


このほどよく入ったレースがまたかわいらしい!

子供過ぎず、セクシー過ぎず!!

看護師をやりながら趣味を全くもたない私にとってはお金がありあまっている。

なので!

少しお高めでも買えるのだ!!

社畜万歳!!


『白かぁ……でも、赤もかわいい……』


赤をベースに、白のレースが入った下着。

かわいいなぁ……これ。


『赤だなぁ』

「僕はこっちをオススメします」

『青かぁ!青もかわいいなぁ……………………



ん?』

「じゃあ青にしましょうね」


私の肩口から顔を覗かせていたのは、

満面の笑みをした、




『ふるぐるぁあ「ハハハ、興奮しないでくださいよー」んー!!』



咄嗟に名前を言ってしまいそうになったのは謝る。

ホントにすまないと思ってる。

けど!!

鼻をつままないでくれ!!



『はんへはなはがほほに!!』

「日用品の買い出しに」



やっと離してくれた降谷さんをジロリと睨むと、ただ彼は笑みを浮かべるばかり。



「……ところで、

赤色、お好きなんですか?」

『……答えづらいことを…』



男の人とランジェリーショップの前で会ってしまう気まずさをものともしないこの発言。

メンタル鋼かよ。



『…嫌いではないです。
かといって執着もありませんけど、デザインが可愛かったので…』

「ホォー……なら、青でもいいですね」

『え!?ちょ、安室さん!?』



ズカズカとランジェリーショップに入って行く降谷さんはやっぱりメンタル鋼だ。

どーいう神経しとんだ。



「すみません、ショウウィンドウにあるあれを彼女に…」

「かしこまりました。プレゼント用でよろしかったですか?」

「はい」

『いやまてーい!!!』


店員さんにストップをかけ、

降谷さんの腕を引き、まずはショップから抜け出した。

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作者名:ヤギとポン酢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/  
作成日時:2018年8月9日 23時

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