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勘弁してくれ12 ページ12

いっけなぁい!遅刻遅刻ぅ!!

私、山口A!

どこにでもいる30代未婚女性(涙目)!!

この前、どしゃ降りの中、金髪のイケメンを発見してビックリ仰天!

しかも彼は、警察官!

そんな彼を助けた私は、数日後なぜか警察病院に異動にぃ!!

定時で帰宅できるからよしとするよ!!

休日は行きつけの喫茶ポアロで過ごしているけど、

イケメンアルバイトさんの安室透には中々会えなくて………

だけど!この間とうとう対面を果たしちゃったぁ!!

そしてビックリピスタチオ!!

あの日助けた金髪イケメンだったのぉ!

そんな彼から告げられた真実!

山口A、危険な立場だってさ!!

一体私、どうなっちゃうのぉ!?


次回!「頼むから平穏に生きさせてくれ」!

デュエルスタンバイ!!!!








『カムバック、平穏な日々』


両手で顔を覆ってしまうのは不可抗力だと言ってくれ。

不可抗力だ!!!!!!

なんで私はいかついあんちゃんたちに囲まれてるんでしょう。

あれれー?おっかしいぞぉー?

買い物してただけなのになー?

10分歩いて疲れたからベンチで休んでただけなのになー?

ババアとか言うなー?


「お姉さん綺麗だねぇ。
ちょおっとだけ、お茶しない?」







ヤバい、

お姉さんって言われたから『よろこんで!』って言うところだった危ない危ない。

お世辞だってわかってるよぉ!!

それでも嬉しいのが30代なんだよバカァ!!


『あー、いや、すんません、
人待ってるんで』





誰も待ってねぇわボケ。

ボッチだわクソ。





寂しいなぁ、私。



自分で言った言葉に傷つく私。

草生えるわ。

もうガラスのハートにヒビ入ったわ。



「少しでいいからさぁ!」

『えぇ……いやぁ……』



どうやら私は『NO』が言えない典型的な日本人らしい。

無理。コミュ症発揮なう。

え、勘弁してくれ。





という願いが届いたのか、






「お母さーん!!!お待たせー!」

「ハハッ、走ったら危ないよ?」

「ごめんなさーい」




救世主が現れた。




「お母さん、この人たちだぁれ?」

『え?あ、え、』

「………あの…、




うちの家内に、何かご用で?」




その場の皆が氷った気がした。

なにここ、北極?

え、ブリザード。


そんな彼の氷柱のように冷たくて鋭い視線に男たちは逃げ去っていく。

すげぇ……視線で殺したよこの人……




『あ、えと、
ありがとう、ございます。

コナンくん。
……………ふ、ぁむろさん』

「誰?」

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作者名:ヤギとポン酢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/  
作成日時:2018年8月9日 23時

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