3年A組ー31番の生徒ー (ページ29)

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Day-2 ページ29

柊「宇佐美、お前に足りなかったものは想像力だ。
もし自分が家の窓を割られたら、自分の服を切り裂かれたらどんな思いをするのか、嘘の投稿で謂れのない中傷を受けたらどれほど傷つくか。お前には
その痛みを想像できなかった」

香帆「うるさい！うるさい！うるさい！！」

柊「よく聞け、景山はお前を恨んでいなかった。
むしろ自分のせいだって言ってた。

私がいけないのって、何も言わずに香帆を拒んで…ちゃんと伝えていれば良かったって…友達が欲しかったって…。私は、香帆と本当の意味での友達になりたかったって、そう言ってた」

柊「いいか？宇佐美お前はそんな彼女の
気持ちを踏みにじったんだ」

ブッキーの言葉を聞いて号泣する香帆

柊「そうだそれが痛みだ。
その痛みを一生忘れんなよ」

そんな香帆の元にそっとハンカチを置いたさくら

さくら「澪奈はこれくれた時言ってたよ」

私の友達が好きなキャラクターなんだ。
澪奈はさくらにそう言ったんだって

さくら「澪奈はずっと友達だと思ってたよ、
あなたのこと」

柊「今日の授業はこれで終わりだ」

逢沢「待って下さい！景山がジさつした原因が
分かったんだから僕たちを解放して下さい」

柊「まだだよ。あの動画を作ったのは別の人間
なんだよな？誰が、どういう意図で作ったのか？
それが分かるまで俺の授業は終わらない」

隼人side

里見たちとあいつを追いかけた

隼人「待てよ。中尾はどこだ？
俺たちを脅すためにコろしたように
見せかけただけなんだろ？」

柊「フッハッハハ笑」

隼人「何がおかしい」

柊「俺は優しい人間に思われてるんだな」

石倉「あぁ？」

柊「ちょっと待ってろ」

何かを投げつけてきた

真壁たち「うわぁ」

柊「中尾のだよ」

これが中尾の手だっていうのかよ……

柊「ホルマリン漬けにすれば異臭も少ない。
ちょうど明日には全部セつ断できる。やるよ」

石倉「甲斐…甲斐！」

隼人「ふざけんなよ！？」