3年A組ー31番の生徒ー (ページ12)

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Day-1 ページ12

さくらside

私は確かに澪奈と仲が良かった。

ーー回想ーー

校長「景山澪奈殿。
全国ジュニアカップ水泳競技大会優勝おめでとう。君は魁皇高校の誇りです」

表彰される澪奈様をスマホで撮った

石倉「付き合えば週刊誌に載るかもよー？」

隼人「はあ？何言ってんだよ」

A「石倉顔面潰されたーい？
あっちょっと逢沢！こんな場面撮影しないでよ」

隼人「おい、何撮ってんだよ笑」

石倉「キモいんだよバーカ笑」

後ろでは逢沢くんが映していたらしい。

甲斐くん石倉くんそれと…

私のもう1人の密かな憧れ若槻さんを

A「肩凝ったー隼人揉んでー」

隼人「んー」

このカップルは本当に仲が良くてオーラ強い2人が
一緒にいると、そばにいるだけで緊張する。

.

真壁「頑張れ頑張れ！」

坪井「ラスト！！」

真壁「おー！また記録更新！」

澪奈「良かったあ」

.

澪奈「よく撮れてるね」

さくら「あっ！ごめんなさい別にそういうつもりじゃ！」

澪奈「別に謝らなくていいよ。
けど何で私なの？Aとかじゃなくて？」

さくら「睨まれまして…」

澪奈「Aに？」

さくら「いや甲斐くんに…」

澪奈「あーそれはハードル高いね。
じゃあ私は何でなの？」

さくら「えと…その…エロいから」

澪奈「えっ？！」

さくら「いやいやそういう意味じゃなくて！
あのっ究極の曲線美っていうか澪奈様のくびれが尋常じゃない色気を醸し出してて、そこに水泳界のスターっていう肩書きが加われば神々しいっていうか尊いっていうか、エロがエモに変わる瞬間っていうか…」

さくら「あ…そっか、エモいんだ…
澪奈様はエモいんです。分かってもらえます？」

澪奈「全然分からない」

分かりやすくプロレスで例えても分かってもらえなかった

さくら「どうしようこれ以上最上級にエモいことが
思いつかない」

澪奈「面白いね。あのさ友達にならない？」

さくら「えっ？友達…？
私と澪奈様が？無理無理無理」

澪奈「携帯貸して、メアド交換しよう」

携帯を渡すと澪奈様に設定してあったロック画面を見られた

さくら「終わった…私の人生終わった…」

澪奈「やっぱ面白いね、さくらちゃん」

さくら「名前呼び…しぬ……」