僕たちの可愛い推し警備員

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_LEO




NM「ちなみに怪我の具合は？」

『あー、掌が縦にスパッと切れちゃったので、縫ってもらいました。』


包帯でぐるぐるの片手を上げて見せると、
またナムジュンさんの眉毛が八の字になっちゃった。


『でも日曜に抜糸しますよ！片手が使えないから更に3週間もお休み頂くことになりましたけど、ほんと、掌だけなんです。痛み止め飲めば大丈夫です。』


右手でピースして笑って見せる。

あ、二人ともちょっと表情が柔らかくなった気がする。


MGR「そう言ってもらえると、こちらも少し気持ちが軽くなるよ。ありがとう。あと、もう一個聞きたいことがあって…。」

『あの女性のことですよね？』

MGR「そうなんだよ。どんなこと言ってたかとか、分かる範囲で教えてくれる？」



あの時は確か…。



脳が冷静だったせいか、かなり状況を細かく思い出せる。

ほんとは思い出したくもないんだけど…
でも僕が話せばBTSの皆さんを守れる可能性が増えるわけで。

言わないなんて選択肢はない。


そのままマネージャーさんとナムジュンさんに状況を説明した。



MGR「…となると、やっぱジョングガのサセンだな。」

NM「ですね。今までサセンリストに載ってなかったのはクスリをやってなくて、感情をコントロールできてたからなのかも知れません。」

『たしかに…。腕を拘束した時も、そんなに注射痕とか気にならなかったので、常習じゃなかったのか…。』

MGR「いずれにせよ、とても助かったよ。」

『とんでもありません。また何かあれば連絡下さい。』


マネージャーさんとナムジュンさんにぺこっと頭を下げる。

するとナムジュンさんがなにやらソワソワし始めた。



NM「あ…、あー、レオくんに一個お願いがあるんだけど…。もし出来れば、で全然いいんだけど。」

『お願いですか？なんでしょう？』



NM「実は……」






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