サセン_JN ページ11
_JN
今日の仕事自体はとてもいい出来だったのに、
その後の出来事のせいで、すっかりみんな疲れてしまった。
今日は雑誌の中面に載るインタビューと撮影だったから、
表紙や巻頭の特集みたいに時間も掛からなかったし、
なにより現場スタッフがとても手際良くスケジュールをすすめてくれた。
こんなにテンポ良く撮影が終わるのも珍しいから、
みんなちょっとテンション高かったな。
いつもなら退勤時間に合わせて迎えにきてもらう送迎車も、
イレギュラーでかなり早めに迎えにきてもらって、
ドライバーさんと控室でお茶しながら残りのメンバーの退勤を待って。
さぁ、帰ろう。
帰りにご飯買って帰る？
なんてみんなで話していると、何やら駐車場が騒がしくて。
なんだなんだと僕らの送迎車の方へ向かってみれば、
ドライバーさんが控室に来てくれていた30分かそこらの間に、
ジョングクとジミンの乗ってきた送迎車の窓に赤い何かが塗りつけられていた。
チラッとしか見ていないけど、
口紅？インク？
そういった物で、ハートや何か文字が書いてあったような気がする。
そこから防犯カメラのチェック、
サセンリストのチェック、
代替の車の用意、
建物内の安全確認など、
まぁ時間がかかって、気づけば当初のスケジュールよりだいぶ遅い退勤になってしまった。
「とりあえず簡単にご飯でも食べようか。」
TH「なんか食欲なくなったから、カップ麺でいいや…。」
JM「僕も。」
「だよね。僕も作る気力なくなっちゃった。」
非公開の撮影場所が漏れていた事も問題だし、
無言で車にメッセージを残していく手口も気持ちが悪い。
僕も弟たちもすっかり意気消沈だ。
JK「俺とジミニヒョンの車だったから、どっちかのサセンの可能性が高いですよね。」
HS「てっきりこっちにも来てると思ったんだけど、レオくんに聞いたら不審者は見かけてないって。」
NM「今日は現場が遠かったから、まだ来てないだけかも知れない。油断できませんよね。」
「そうだね、暫くは一人で出歩かないようにしないと。グガとジミナは特に気をつけるんだよ。」
ハァ…と大きくため息をついた途端、
プルルル、とマンション専用の内線電話が鳴った。
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ポニョ(プロフ) - スミスキーさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです。がんばりますね！！ (2021年8月29日 12時) (
レス) id: 1603e93fa5 (このIDを非表示/違反報告)
スミスキー(プロフ) - 凄く面白くて大好きで！！更新頑張ってください！！ (2021年8月29日 5時) (レス) id: 78ab9a25ad (このIDを非表示/違反報告)
ポニョ(プロフ) - ヌナさん» ありがとうございます！お褒めの言葉、励みになります。 (2021年8月24日 7時) (レス) id: 1603e93fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ(プロフ) - ほんっとに面白いです！最高です！ (2021年8月23日 23時) (レス) id: 0a8f295be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポニョ | 作成日時：2021年8月22日 16時
