僕たちの可愛い推し警備員

彼女かよ_JK ページ6

_JK



「レオ、おまたせ。おはよう。」

『ジョングクさん、おはようございます。』


MV撮影並みに表情を作ってレオに挨拶をすると、
ヒョンたちに向けていたちょっと困ったような笑顔が、パッと明るくなる。

あぁ可愛い。


「ねぇレオ、俺どこか変わったと思わない？」


そんなめんどくさい彼女みたいな質問をしてみると、
レオはパチパチと数回瞬きをして、あ、と声をあげた。


『髪の毛、黒くしましたね。』

「正解！どうかな？」

『とっても似合ってますよ。ちょっと短くしたんですね？』


レオの猫みたいな目が、嬉しそうに細められる。


「そうそう、ちょっと切って染めたの。さすがレオ。気づいてくれると思った。」


なんて言いながら、本心は気づいてもらえなかったらどうしようって心臓ドキドキしてたけどね。

やっぱり気づいてくれた。
今度は嬉しさで心臓がドキドキ。


『当たり前じゃないですか。今日もかっこいいですよ。』

「…ッえ、えあっ、」


思わず盛大に吃ってしまった。

かっこいいって、えっ、俺のこと。。


なんて返そう、と一瞬で脳をフル回転させようとしたら、何者かに腕を引っ張られてよろける。


JM「ジョングガ！いつまで喋ってんの！もうみんな車乗って行っちゃったよ！」

『引き止めてしまってすみません、お気をつけて行ってらっしゃいませ。」

JM「ありがとう！いってきます！」


俺もいってきますって返事したかったのに、
同じ車のジミニヒョンに乱暴に後部座席に詰め込まれ、ドアを閉められてしまった。


JM「ジョングガ、レオくんと喋るとほんとに周りの音聞こえなくなるんだね。」

JK「もしかして何回か呼んでくれました？」

JM「3回呼んで無視されたかな。」

JK「モウシワケゴザイマセン…。」


レオと話せる機会が少ないから、会うたびに全神経集中させて喋ってるんだ。

ジミニヒョン、ごめん。




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