心配_JK ページ13
_JK
翌日は朝から番組の撮影だった。
みんなで1台のバンに乗り、日の出と同じくらいに宿舎を出て。
郊外の野山で半日がかりの撮影だったから、
昨日のサセンのことを確認する余裕もなかった。
もう夕方、という時間に監督とスタッフの皆さんから撮影終了の挨拶をもらい、
俺たちも私服に着替え、バンに乗り込む。
「マネージャー、何か昨日のことわかりました？」
MGR「いや、この後お前たちを送ってから事務所寄って、報告受けることになってる。」
「じゃあ夜に報告くれます？」
MGR「あぁ、宿舎に行くよ。」
「ありがとうございます。」
撮影中は仕事に集中できたけど、
終わってしまうと昨日のことが気になって仕方ない。
TH「てかレオに聞いた方が早いかもね？」
NM「いやー、どうだろう…。警備員ってあんまりそういう事話してくれないんじゃないか？まだうちのサセンって決まった訳じゃないのかも知れないし。」
うーん、たしかにナムジュニヒョンの言うことは一理あるけど。
「でも俺の名前出したってことはほぼサセンで間違いないでしょ。」
JM「車に落書きしたやつと、捕まったサセンが同一人物なら安心だけど…。」
MGR「多分一緒だと思うぞ。現場の防犯カメラ確認した時、髪長くて細身の女だったから。でも、なんかヤバそうな感じだったけどな。」
TH「やばそうな？って？」
MGR「なんつーか、カメラ越しだからアレだけど…。ずっと爪噛みながら車の窓に文字書いててさ。かと思ったら突然しゃがんだり、急に立ち上がって頭掻きむしったり。ちょっと普通じゃなかった。」
それって本当にやばいやつ。
マネージャーの言うサセンを想像したら思わず鳥肌が立ってしまって、誤魔化すように腕をさする。
ていうかそんな奴がうちに来てたなら、
レオも怖かったんじゃ…。
HS「そういえば車の窓に何が書いてあったんですか？」
MGR「わかんない、読めなかった。ハートは書いてあったけど、後はなんかグチャグチャだった。」
HS「怖すぎ…。」
ホラーじゃん…。
俺たちが怖がると思って、マネージャーもサセンの情報をあんまり詳しく話さなかったのかな。
今日ほどあのマンションのセキュリティに感謝した日はないかも。
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ポニョ(プロフ) - スミスキーさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです。がんばりますね！！ (2021年8月29日 12時) (
レス) id: 1603e93fa5 (このIDを非表示/違反報告)
スミスキー(プロフ) - 凄く面白くて大好きで！！更新頑張ってください！！ (2021年8月29日 5時) (レス) id: 78ab9a25ad (このIDを非表示/違反報告)
ポニョ(プロフ) - ヌナさん» ありがとうございます！お褒めの言葉、励みになります。 (2021年8月24日 7時) (レス) id: 1603e93fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ(プロフ) - ほんっとに面白いです！最高です！ (2021年8月23日 23時) (レス) id: 0a8f295be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポニョ | 作成日時：2021年8月22日 16時
