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YM side
『ちょっと聞いてよ！裕翔ってばほんとに最悪！』
電話にでるなり怒り心頭な声が耳に届き頭に響く。
慣れで咄嗟に携帯を遠ざける。
『せっかくこっちから電話してあげたのにアイツまだ陰険に怒ってるの。どう思う！？』
「どうって……そっちはちゃんとあやまったの？」
『何で私が謝んの？涼介まで裕翔の味方？』
「味方って……浮気したのは知念だろ？」
『私が悪いんじゃない。』
「ごめん、知念今ちょっと……」
パシッ＿＿！
プツリと怖い顔した伊野尾ちゃんの手によって通話が切られてしまう。
そのまま俺の携帯を投げて返してくる。
「お前のこと好きだって女の番号はサクッと消して。
それで自分が好きな女の番号はちゃっかり残してんのってどうなの？勝手じやまない？」
「……なんで伊野尾ちゃんが怒るの？」
「なんで……って____
今お前と付き合ってんのはおれだからだよ！悪いか！！」
そのまま言い逃げしてく伊野尾ちゃん。屋上の扉が重たい音をたてしまる。
そんな風な態度とられると昨日あんな目にあったばかりなのに期待しちゃうよ。
返された直後からもう一度鳴り続けてた電話にでる。
『＿＿＿＿＿＿＿＿……っ。』
「泣いてるの？」
「もうさ許してあげなよ。1年以上前の1回きりの浮気に充分やり返したよね？」
『裏切りに回数なんて関係ない。』
「……うん。許せないんだね。知念は誰より裕翔の事が好きだから。
知念にそこまで想われてる裕翔がずっと羨ましかったよ。俺。」
『涼介。好きだよ。』
「うん。俺も好きだよ。
……でも、知念よりもっと好きな人が出来たんだ。その人を大切にしたいって思ってる。」
幼なじみとして……
いっぱい拗れて、すれ違ってしまっている知念と裕翔には幸せになってもらいたい。
2人の事が大好きだからこそ、そう強く思う。
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ぽんた(プロフ) - ひとみさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)好きと言っていただけて嬉しいです！亀更新ですが頑張っていきます！！！ (2021年9月11日 14時) (
レス) id: 26174ade27 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品めちゃ好きです!! いつも更新楽しみにしてます!! (2021年9月11日 14時) (レス) id: e39657dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた | 作成日時：2021年3月7日 9時
