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IN side
「みーんな勝手なんだよ。自分から告ってきて思ってたの違うなんて失望した顔すんの」
「まーそれもしょうがない気もするんだなぁ、伊野ちゃんの場合さ見た目と中身にギャップありすぎ。サギだよ」
詐欺って、その言い草はあんまりではないか。
俺だって好きでこの顔で生まれたわけでもないし、性格だって、どうしようもなくない？
「ピアノ弾いてる伊野ちゃんはさ本性知ってる私ですら綺麗だと思ったよ。
世間知らずなお嬢様たちが夢見がちな王子様像抱くのもまー分からなくはない」
王子様像って……俺マジでそんな感じで通ってんの？
俺にピアノを足しただけですごいマジック。
「引退してまでそのイメージ引きづられてもなー」
この高校は俺たち今の3年が入学した年度から共学になったものの元々は名門のお嬢様学校で今でも男女比率は圧倒的に女生徒が多い。
生徒の大半が箱入りのお嬢様でしめられたここは他の共学高に比べて男というものの見解が多少異質だ。
相手の求めてくるものが100すぎて到底カバーしきれたものじゃない。
「大ちゃんみたいに現実ちゃんと見てくれる子なら楽でいいんだけどな」
「お、じゃあ付き合ってみる？」
「いいけど」
あっさりと返すと大ちゃんの顔が怖くなる。
「よくもまぁそんなカンタンに……」
えー大ちゃんが付き合ってみる？って聞いたのに！
不満気に今のなし？と聞くと強めに、ナシ！と被せられる。
「でも、いつ誰に恋するかなんてわからない。」
彼女のことを好きになりかけてたことを察してか、俺の言葉に大ちゃんは少し黙る。
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ぽんた(プロフ) - ひとみさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)好きと言っていただけて嬉しいです！亀更新ですが頑張っていきます！！！ (2021年9月11日 14時) (
レス) id: 26174ade27 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品めちゃ好きです!! いつも更新楽しみにしてます!! (2021年9月11日 14時) (レス) id: e39657dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた | 作成日時：2021年3月7日 9時
