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その後、本部の防弾車が到着して、トー二ーはそのまま本部の人間が乗ってきた防弾車へ連れていかれた。
防弾車の中へ押し込まれるのに抗いながら、トーニーは眉を釣りあげて口を開く。
「お前らはまだ何も知らない。全てがお前らの味方だと思うなよ」
その言葉を残して、トーニーは本部のやつらに連行されていった。厳しい監視の元刑務所で管理され、きっと死刑が宣告されることだろう。
赤「�陲舛磴鵝�」
現場に到着したしげ達が崇裕の元に駆け寄り声をかける。
桃「大丈夫？」
紫「ぜーんぜんへい……」
ふらりと崇裕の身体が傾く。俺は慌てて崇裕の肩に腕を入れ込んだ。
橙「全然大丈夫じゃないやんけ」
俺が笑い混じりにそういうと、崇裕も弱々しく、でもいつもの優しい笑顔であはは、と笑う。
崇裕に通信機を渡すと、それを受け取り、耳に入れながら口を開いた。
紫「さすがに疲れたわ、ごめん」
青「でも、無事でよかったよ。本当に」
黄『ほんまやで。でも独断で行動、連絡もなし。今後は絶対にやらんようにな』
緑『皆、お疲れ様』
紫「淳太も神ちゃんも……迷惑かけてごめんな」
橙「二人のおかげでここが分かったよ。ありがとう」
黄『……お礼言うなら�陲舛磴鵑砲發福�
珍しく小さな声でそう呟く淳太くんに聞き返す。
橙「ん？」
黄『なんもない。とりあえず、身の回りに気をつけて帰ってくるんやで』
俺は少し頭にハテナが浮かんだが、すぐに返事した。
橙「うん！お疲れ様」
黄『お疲れ様』
�陲舛磴鵑�俺らを見回して、優しく微笑んだ。
紫「……皆、ありがとな」
その笑みに、ホッと肩の荷が降りた様な感覚になって、釣られて笑顔になる。
橙「おう」
赤「こちらこそな」
桃「こちらこそ、いつもありがとう」
青「うん、ありがと」
なんかくすぐったくなって、皆で笑い合う。
流れる暖かな空気に、心がポカポカと灯るようだった。
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作者名：@雑草 | 作成日時：2023年3月8日 12時
