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桃「＿＿そんな感じのやり取りをして、その後に淳太の親父さんに渡したって感じ、かな」
赤「成程な、さんきゅ」
桃「ううん。淳太、それよりもさっきの続き、聞いてもいい？」
黄「ああ。それで、神ちゃんを攫った後、俺らがあそこに行ったのは完全に想定外だったんじゃないかと思う。
あの後事件の事後処理に行った一課の特殊部隊の話を聞く限り、あの廃病院に生えてた結晶が減ってたのは確かやから、隙を見てできる限りの結晶を回収したんやろう。
それでも、本来の予定の量とは程遠いはず。そうだとしたら、ユートピアが完全体のアンヘルで行おうとしていたテロの規模は、それに伴って小さくなる。
……それでも、ユートピアは多分不完全体を使ってでもテロをやると俺は思う」
紫「なんでや？また体勢整える為にゆっくり準備すればええんちゃう？」
�陲舛磴鵑竜震笋郎任發澄２兇郎討囹陲舛磴鵑�ら淳太に視線を移した。
黄「……これは少し博打になるんやけど、俺自身の考えとしては、ユートピアにあまり時間的猶予が無いんじゃないか、と考えてる」
淳太がそう言うと、流星が「あー」と納得したように頷いた。
青「確かに、やることがどんどん大胆になっていってるよな」
黄「ああ。能力犯罪の増加、市民へのアンヘルの勧誘、合同パレードを囮にした襲撃……これまでと比べて、流星の言う通り加速度的にやることが大胆になってる。
そんなことをすれば、俺らや警察に目をつけられるのは火を見るより明らかやろ？」
紫「じゃあ、ここ一週間音沙汰が無いのは準備期間か」
�陲舛磴鵑厘譴�に、俺は鼓動がドキドキと跳ねていくのを感じた。
＿＿もうすぐ、ユートピアと真っ向勝負することになる……ってことか。
黄「ああ。でも、この時間は俺らにとってもチャンスやと思ってる。
親父にも、対アンヘル用の鎮静薬の開発をお願いしてる。街を守るためにできることを、最大限していくつもり。
今の俺らにできることは相手の動きを出来る限り予測、そして対策をすること」
淳太がカメラやマイクを修理してたのは、そういう事だったんだな。俺らは淳太の言葉に頷いた。
……俺らの使命は、能力犯罪を止めること。そして、市民を守ることだ。
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作者名：@雑草 | 作成日時：2023年3月8日 13時
