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地下へ続く階段を降りていくと同時に、段々と大きくなる機械の音に少し恐怖を覚える。
螺旋状の階段を降り切ると、長い廊下が姿を現した。
桃『どこの部屋やっけ？』
俺がそう尋ねるとすぐに返事が返ってきた。
黄『一番奥から二番目の右側の部屋。照史もしげも怪我してるから、神ちゃんのことサポートお願い』
紫『OK』
�陲舛磴鵑肇▲ぅ灰鵐織�トを交わして、部屋の中へ駆け込む。するとしげと照史が気を失っている神ちゃんの両肩を支えているのが目に入った。
部屋の中は虹色の結晶がびっしりと生えており、血痕がそこら中に飛び散っていた。どれだけ壮絶な戦闘だったかが、部屋を見ただけで分かる。
桃「しげ、照史」
三人の元へ駆け寄ると、二人は安堵の感情を纏わせながら、俺らを見た。
橙「ごめん、どっちか神ちゃんのことおんぶ出来る？俺足やられててしげが腕やられてんねん」
紫「俺が運ぶ」
�陲舛磴鵑慮斥佞鱒�き、二人の方へ視線を向けると、しげが口を開いた。
赤「小瀧、俺は一人で大丈夫やから、照史のこと支えて」
桃「分かった」
�陲舛磴鵑某世舛磴鵑鬚�んぶさせようとしているのを横目に、俺はふと、部屋の奥にある機械の所にフラスコが置いてあるのが気になり、近づいた。ガスマスクが近くに落ちているのを見るに、多分、神ちゃんが捕らわれていた場所だ。
フラスコの底に僅かに緑色の液体が残っているのに気付く。
＿＿アンヘルだ。
直感的に、そう理解した。
俺は周りを見渡して、長机の上にあった小さな空の瓶を手に取り、アンヘルを瓶の中に移して、小瓶をポケットの中へ入れた。
その時、�陲舛磴鵑�俺の名前を呼んだ。
紫「望、行くで」
桃「あ、うん」
俺は照史の元へ駆け寄り、腕を肩の下から通す。
桃「大丈夫？」
橙「うん。ありがとう」
照史のホッとしたような表情に、俺も釣られて笑顔になった。
�陲舛磴鹵�に続いて部屋から出ようとしたその時、ふと、倒れている男がいるのが見えた。結晶に隠れて気付かなかったけど、服装を見るに、ユートピアの研究員だろうか。
桃「この人……」
橙「あぁ、
灰浜からほんの僅か、辛い、苦しいという感情が出ているのに気づいた。
桃「灰浜……生きてる。まだ生きてるよ」
橙「え？ほんまに？」
俺らが後ろに居ないことに気づいてか、�陲舛磴鵑箸靴欧�部屋に戻ってきた。
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作者名：@雑草 | 作成日時：2023年3月8日 13時
