能力犯罪特別対策室(3)【JW】 (ページ19)

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青「え……？」

黄「俺が流星を選んだ理由。いつも物事を俯瞰して見れる人は多くない。それこそ流星は、俺らが迷った時に道を標してくれる存在やと思う。

それに、流星は何も感じてないわけじゃないよ。ただそれを外に出すのが少しだけ苦手なだけ」

その言葉に、俺は目を見開いた。

青「……ありがとう」

黄「お互い様や。こちらこそ、ありがとな」

俺が頷くと、淳太はニコッと微笑んだ。それはすぐに真剣な目付きに変わり、ノートパソコンに視線を移した。

黄「しげ達が神ちゃんの発信機のポイントに着いた」

青「てことは……」

黄「ああ」

淳太は頷くと、ネックレスを取った。

黄「一つだけ、頼みたいことがある」

青「なに？」

黄「神ちゃんに、テレパシーで呼び掛けてくれ。傷に障らない程度でいいから」

青「分かった」

俺は頷いて、目を瞑った。

＿＿神ちゃん、頼む。返事してくれ……！

その時、頭にジジッとノイズが走った。俺は急いでテレパシーを送った。

青『神ちゃん……!?聞こえるか!?』

緑『流星……助けて、おねがい＿＿』

　