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静かな病室で、俺は流星の隣に座っていた。集中治療室から一般の病室に移されたということは、流星がだんだん回復しているってことだろう。致命傷にならなかったことに心から安堵していた。
その時病室のドアがノックされて、すぐにくぐもった照史の声が響いた。
橙「望、ええか？」
桃「うん」
俺がそう返事すると、皆が病室に入ってきた。淳太の姿が無いのが気になり、俺は首を傾げた。
桃「淳太は……？」
橙「ああ、神ちゃんにテレパシーが届かないか、今試してる。流星はどんな感じ……？」
照史が流星を見ながら俺に問いかける。
桃「今は安定してるって」
紫「そうか、よかったな」
桃「うん……」
＿＿確かに安定はしてるって言われたけど、意識は戻ってない。
俺は椅子から立ち上がって口を開いた。
桃「あの、神ちゃんは……？」
赤「今から助けに行く。小瀧はどうする？」
俺は流星をちら、と横目見て、口を開いた。
桃「……俺も行くよ。流星の仇を取りたいから」
その時、淳太が部屋に姿を現した。瞳が黄色く光っているのを見て、俺は淳太に問いかけた。
桃「淳太、テレパシーどうだった……？」
黄「あかんかった。多分、能力を阻害されてるか神ちゃんの意識が無いかのどっちかやと思う」
＿＿意識が無い、か。それはあんまり考えたくないな。
�陲舛磴鵑�タブレットから淳太に視線を移して口を開いた。
紫「淳太、神ちゃんの発信機の位置止まったみたいやで」
黄「分かった」
照史が�陲舛磴鵑�持ってるタブレットを覗き込んで、少しの間スマホを操作して俺らを見やる。
橙「病院やな。調べた感じ、数年前に潰れたみたい」
桃「病院……」
すると、�陲舛磴鵑�眉根を寄せながら腕を組んだ。
紫「……思ったんやけど、神ちゃんと流星のサポート無しってかなりきつくない？誰かしらに神ちゃんの代わりやって貰った方がいいと思うんやけど」
�陲舛磴鵑慮斥佞暴濛世�頷いた。
黄「じゃあ俺がサポートに入るよ」
紫「でもどうすんの？拠点もボロボロなんやろ？」
�陲舛磴鵑量笋い法�俺も淳太を見た。
確かに、あの状態じゃモニターや通信機に繋がるマイクは使えない。
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作者名：@雑草 | 作成日時：2023年3月8日 13時
