27.チャミスル JN ページ28
【side ソクジン】
リビングにジャジャ麺持っていくと飛び込んできた風景には、どこか見覚えがあった。
不意にスジョンを思い出す。
・
スジョナは僕の同い年の彼女。
大学院が一緒でもう、2年近く付き合っている。
知性にあふれて野心に燃える彼女は、他のどの女の子よりも僕の目には輝いていたんだ。
青街で生まれ、建国大学に進学して、僕と出会った彼女。
研究分野は、美容と健康。
ファッションデザインサークルに所属していて、とにかく周りはいつもキラキラしているのが第1印象だった。
ある日のゼミの飲み会で彼女と出会った。
その日少し話しただけの
たわいもない会話の中で
彼女のさりげない一言が僕の気持ちを溢れさせた。
「ジンくんのそういう平和主義的な考え方が私は好き」
そう言って、おちゃらけたように笑い
「私、リ・スジョンはキムソクジンを支持する!笑」
そう言って、チャミスルをヒュッと流し込んだ彼女。
周りはいいぞ!とはやし立てていたけど、
その屈託のない笑顔が
僕の目にはとても愛おしく写った。
彼女の魅力にストンとハマってしまった瞬間だった。
“この人を一生かけて幸せにしたい”
そう思ったんだ。
あの時の飲み会で彼女は結局眠っちゃって、
僕が彼女をおんぶして帰ってきた。
その時からユンギとはルームシェアしていて
ユンギは白い目でみていたのを今でも覚えてる。笑
YG「ヒョン、軽蔑します。」
そう言いながらも、黄色い毛布を手に、彼女を支えてあげていたユンギはやっぱり僕の生涯のルームメイトだ。
その日は僕のベッドで彼女を寝かせて、僕はソファーで眠った。一応まだ気持ちも伝えて無かったからそばで寝るのはいけないと思って。
朝、
彼女は慌てた様子で僕の部屋から飛び出してきた。
ソファーで寝てた僕もつられて起きる。
昨日あんなに飲んでいた彼女が慌てた様子で僕に謝ってくるから、その姿がどうしようもなく愛おしくて、その腕を強く引き寄せた。
その後彼女とは無事に付き合うことになって、
卒業した後スジョナは青街の大手化粧品メーカーに就職した。
周りには、女の子しかいないみたいで、
僕はなんの不安もなく彼女との明るい未来を想像してる
・
黄色い毛布を持つユンギとお酒で眠ってしまったAは、その時の記憶を蘇らせた。
ユンギの顔が少し切ない
また出遅れたなんて思っているんだろうな。
なぁ、ユンギヤ
今度はお前の番だね?
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ユンギ推し - できればユンギ落ちがいいです!わがままごめんなさい! (2019年11月5日 22時) (レス) id: e512c5d2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ポン(プロフ) - ハナさん» ハナさんありがとうございます!頑張って完結させるので応援よろしくお願いします!^ ^ (2018年11月14日 9時) (レス) id: 994e920d2e (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - とても面白いです!!これからも頑張って下さい! (2018年11月11日 23時) (レス) id: d43ec7aa19 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為なので。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか?そこら辺をちゃんと読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2018年11月10日 23時) (レス) id: 860a58c456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポン | 作成日時:2018年11月9日 22時