間宮さんは女の子でした。【宮侑】 (ページ43)

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ﾋﾟｰｰｰｰｰ

試合終了のホイッスルがなる。

ﾜｧｰｰｰｰｰｰｰｰ！！！！

夏夢「よっしゃーーーーー！！！ほんまA最高やわ！」

16:6で無事に優勝を勝ち取った。

『当たり前やん！！てか、めっちゃ楽しかった！誘ってくれてありがとやでほんま！！』

　
夏夢「いや、それはこっちのセリフやねんて。」

優勝の余韻に少し浸りながら、
控え室へと向かった。

『うち、もー着替えたら帰るし！表彰式なんか出たくない。バレる要素しかない。』

夏夢「あーんー、そっかー。絶対MVPやのに、なんか逆に怪しまれそうな気もするな。」

『うん、ま、そやねんけど、余計バレたらあ、かん、し、、、、。』

夏夢の方から歩く方へ顔を向けた時にはすでに手遅れだった。

はぁ！！！！！！！

あああああああああああつむ！！！！

なんでおんねん！！

無意識に口が開く。
驚いて開いた口はそう簡単には閉じない。

間違いなくこちらを見ている。

なになになに。
こっち見んといて。
いや、まだ気づかれてへんかもしれへんし
変に行動したらあかん。
ここは何もないように通り過ぎて、、、

『キャーーーーーーーーー!!!』

気づいた時には、侑の肩に担がれていた。

『え、ちょちょま、え、え、え、えええ？？』

そのままスタスタとすごい勢いで歩き、誰もいない控室へと入った。