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あわへん。あわへん。
タイミングが全然あわへん。
侑からの告白があってからうちは、
侑とタイミングが合わずスランプ状態になっていた。
これは確実にうちの感情の問題。
侑のトスはいつもながら完璧や。
侑の顔を見ると考えてしまう。
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〔じゃー今から男としてみてや。〕
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うちの脳内は何度もその言葉が繰り返された。
侑は、面と向かって言ってくれてたのにうち、避けてばっかりや
深く息を吸いスーッと息を吐く。
侑に歩み寄り、腕を掴んだ。
『侑ちょっとこっちきて。』
返事を聞かず、うちは侑の腕を引っ張り体育館を後にした。
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侑の腕を離し、勢いよく振り向き頭を下げた。
『ごめん!侑の気持ちには、応えられへん。』
自分で振っておきながらズキリと胸が痛む。
侑「あーごめん。やっぱ原因は俺やったか。」
『え?』
侑「最近プレーもやけど、あんま笑わんくなったから。俺が悩ませてたんかなって、うすうすおもっとってん。ごめんやで。」
あれ、うちって笑ってなかった?
そんな顔してた?
『え、うんいや、侑が悪いとかそんなんじゃない。正直告白してくれたんはめっちゃ嬉しかったし、、。』
侑「でも、面と向かってふられんのつらいなー。」
っっっ、、、、。
侑「前にもいったけど俺は振り向いてもらえんでも勝手に好きでいるし、勝手にAの笑顔は守らせてーや。マッサージも今まで通りさせて。好きな子がしんどがってる方がいややわ。」
侑の言葉に目頭が熱くなるのがわかる。
何でそんなにに優しいん。
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た - な (4月29日 11時) (レス) id: e955b141f5 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - ベーコンレタス! (2月29日 13時) (レス) @page19 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポンタ | 作成日時:2024年2月20日 15時