間宮さんは女の子でした。【宮侑】

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侑







「なんか、友達の話やねんけどさ、出会った時から
しょっちゅーいい合いしてるらしくて
何かとつけて突っかかってきて
まぁー、その友達も人のこと言えへんらしいねんけど、

なんか、そいつ男のくせに、
ふとめっちゃ可愛い顔するときあんねんて。
なんていうんかな、無防備にわろてるっていうんかな、
たぶんあれ女の子にされたら、めっちゃ可愛いとおもてまうぐらい、可愛いらしいわ。」









治「で」








侑「それでな、さっき風呂開けたらその子いたから、
たわいもない話してるだけで、
そっぽ向いてめっちゃ顔赤くしよってん。
その時になんか、めっちゃほてっててどーみても
女の子にしか見えへんかってん。
それで、そいつ男やのにドキッとしてる自分いて、
これヤバないってなってん。
どー思うサム？」









治「ツムとAの話な。」









「はぁ！誰も俺の話やいうてへんし！友達の話やっていってるし！」











治「そんな似たような話がそーあるかてそもそも、最後の方自分の感想になってたで。」









「なんやねんお前は！」









治「いや、こっちのセリフやろ。」











「はぁーーーー。もーこの感情何って感じやねんけど。
なんなんあいつ、男のくせに顔可愛すぎん？」









治「まぁー、可愛らしい顔はしとるな。」








よかった。治も思ってたんか。




治「あれちゃう？男子校きて、女の子と接しること少なくなってしもたし、くらべる女の子もいいひんしそー見えるんと違う？」








侑「あ！なるほどな！それやわ！それ！解決した！」








なるほどな、そーいうことやったんや！
俺のこの感情は、きっとそーや。

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