41話 ページ42
｢カルド、貴方の好きは…｣
グオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
その瞬間、遠くでドラゴンの咆哮が聞こえる。
これは来たる者を、告げる声。
｢ああ、今日なのですね。｣
｢A、見えますか。｣
その声につられAが見上げた空からは、
無数の星が、降っていた。
星のひと粒ひと粒は大きく、輝く尾を引いている。
それがまるで夕立のようにこちらに降り注ぐのだ。
輝く光は祝福するように二人の頭上を過ぎてゆく。
その圧倒的な様に、Aは詰まったような声を出した。
｢綺麗だね、カルド。｣
｢ええ、本当に。｣
本当に、美しい。
｢A。｣
｢何？｣
Aは星空に目を向けたまま答えた。
すっと、カルドは星月夜に近づくように高度を上げる。
もう遥か下に見える木々はその個を認識出来ず一塊になっている。
｢龍の告げ事がある夜は、魔力が高まると言いますよ。｣
｢貴方は言いましたね、空を飛びたいと。｣
｢やってみますか。｣
｢へっ!?｣
やるって…!?
｢箒だけは、離さないでくださいね。｣
そういうと明らかに動揺をするAを他所に、カルドはぎゅっとAに箒の柄を握らせる。
そして、しっかりと自分の腕をAの身体に回す。
すると、
自分の箒に伝えていた魔力を、切った。
ひゅん
その瞬間、A達の身体は重力と共に落ちていった。
びゅぅびゅうと、痛いくらいに過ぎ行く風が身体を打つ。
落ちている、と感覚でそれが突きつけられる今に、Aは心の臓が冷えていくのを感じた。
反射的に逃げようと、身体を引く。
だが、それを許さないというようにカルドは己の身体を使って、Aを箒につくほどの前傾姿勢にさせた。
風の抵抗がより少なくなり、加速する。
遠慮なく網膜を刺激する風に、目が○んだ。
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sub山(プロフ) - そらさん» そらさん！とっても嬉しいコメントありがとうございます♥️ぐいぐいいっちゃっていいんですか？笑今許可を頂いたのでがっつりいきます!! (4月1日 2時) (
レス) id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
そら - sub山さんの小説大好きです！読んでいてキュンキュンします❤️これからも更新がんばって下さい！レインとオーター推しの方多いはずなので、その2人はぐいぐいいっちゃって下さい笑 (3月31日 9時) (レス) @page49 id: 8e3a2b7bbe (このIDを非表示/違反報告)
sub山(プロフ) - Suzukaさん» 確かに！レナトス見ないですね💨入れましょう!! (3月25日 1時) (レス) @page28 id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka - レナトス落ち中々無いので候補に入れてもらえると嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 659586fc39 (このIDを非表示/違反報告)
sub山(プロフ) - ルイさん» 即レスで気持ち悪くなってたらすみません(>_<)めっっっっっっちゃ！嬉しいです!!!!!!本当にありがとうございます✨今、ルイさんのおかげで私が最高です！ (3月23日 19時) (レス) id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sub山 | 作成日時：2024年3月19日 13時
