26話 ページ27
とくん
まただ。
Aといると、止まらない。
｢A。｣
もっと、もっと近付きたい。
そっと、目の前の小さな手を取る。
自分のものとは全く違うこの感触に、また一段と想いが深くなるような気がした。
一目惚れ、とは軽率なものだろうか。
それは運命的で、劇的で、鮮烈で、それ以前にはない何かを生み出す現象だ。
マッシュのAに対する態度も想いも、一目惚れによるものだ。
ただ彼のそれは、女というものに、好いたという感情に初めて出会った彼のそれは、薄れて消えるようなものでは無い絶対として、マッシュの中に根付いた。
根付いた種は、木となり育つ。
それは、この先何年、何十年と育ち続ける。
それはやがて、終わらぬ花をつける大樹となるだろう。
そんな種が、根付いたのだ。
｢僕は、これからも君を見つける。｣
｢だから、｣
｢その時は僕を、好きになってください。｣
これは、マッシュの願いだ。
想うなら想われたい。
これは、恋したものの当然思う願いだ。
ただAは、それが分からない。
好き。
それなら、
｢マッシュの事は、好きよ？｣
ぱちり
マッシュは一度、大きく瞬きした。
こんなにもあっさりと自分の想いが通じたのかと。
もやっと、マッシュの中に何か違和感のようなものが生まれる。
ただ、マッシュ自身も、そう多くの対人経験がある訳では無い。
この今の状況。
この今の、二人のおもいの違い。
それを言葉にできる程、マッシュは知っていなかった。
｢なら、｣
マッシュは自分の中に生まれたもやを無視して、Aに更に近づいた。
｢なら…、キスしても、いいですか…？｣
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sub山(プロフ) - そらさん» そらさん！とっても嬉しいコメントありがとうございます♥️ぐいぐいいっちゃっていいんですか？笑今許可を頂いたのでがっつりいきます!! (4月1日 2時) (
レス) id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
そら - sub山さんの小説大好きです！読んでいてキュンキュンします❤️これからも更新がんばって下さい！レインとオーター推しの方多いはずなので、その2人はぐいぐいいっちゃって下さい笑 (3月31日 9時) (レス) @page49 id: 8e3a2b7bbe (このIDを非表示/違反報告)
sub山(プロフ) - Suzukaさん» 確かに！レナトス見ないですね💨入れましょう!! (3月25日 1時) (レス) @page28 id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka - レナトス落ち中々無いので候補に入れてもらえると嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 659586fc39 (このIDを非表示/違反報告)
sub山(プロフ) - ルイさん» 即レスで気持ち悪くなってたらすみません(>_<)めっっっっっっちゃ！嬉しいです!!!!!!本当にありがとうございます✨今、ルイさんのおかげで私が最高です！ (3月23日 19時) (レス) id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sub山 | 作成日時：2024年3月19日 13時
