20話 ページ21
わあああああああ!!!!!!
ここは、楕円形の観覧席で囲まれている、ドゥエロの競技場。
その建物は吹き抜けになっており、年度の始まりの暖かな青い空がなんとも爽やかだ。
地面には手入れされた芝が並び、選手達の健闘を祈ろうとそよそよと揺れる。
そんな若草を踏みしめ、たった今、選手達は地を蹴った。
そんな光景に、Aは深く被ったローブの間から目を輝かせる。
｢楽しみじゃのう。｣
そんな言葉が、隣から聞こえた。
今Aがいる所は、校長用に特別に作られた少し広めの観覧席だ。
他生徒とほぼほぼ変わらない作りだが、皆より一つ後ろにある席は、少しだけ高い位置にあった。
Aが被るローブはAにかけられている呪と似た類のものである。
認識を、ずらすのだ。
それは、光の反射を利用する。
いると思えばいるが、一般生徒はそもそもそこに至らない。
だから、そこにいるのにそこにいない。
大気が揺れる僅かな時間。
不意に現れるのがAだ。
｢そうね、お義父様！｣
｢私、ドゥエロってとっても好き。｣
アドラ寮対レアン寮！
どっちの人もあんなに自由に空を飛んでる。
本当に、素敵！
Aはその中で、これから始まる試合に心躍らせる。
どんな選手がいるのだろうと一人一人を見るうちに、アドラ寮の選手が一人足りない事に気がついた。
あれ？
きょろりとAは数え間違えかと辺りを見渡す。
だが、どう数えても空に飛び立つ人数が違う。
なんで？
そして、不思議そうに視線下げたそこには、
…!!!!!!!!!!!!
思わず、漏れてしまいそうな音を殺すため口に手を置く。
Aが見つめるその先にはあの日Aに信じられない衝撃を残した、彼がいた。
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sub山(プロフ) - そらさん» そらさん！とっても嬉しいコメントありがとうございます♥️ぐいぐいいっちゃっていいんですか？笑今許可を頂いたのでがっつりいきます!! (4月1日 2時) (
レス) id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
そら - sub山さんの小説大好きです！読んでいてキュンキュンします❤️これからも更新がんばって下さい！レインとオーター推しの方多いはずなので、その2人はぐいぐいいっちゃって下さい笑 (3月31日 9時) (レス) @page49 id: 8e3a2b7bbe (このIDを非表示/違反報告)
sub山(プロフ) - Suzukaさん» 確かに！レナトス見ないですね💨入れましょう!! (3月25日 1時) (レス) @page28 id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka - レナトス落ち中々無いので候補に入れてもらえると嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 659586fc39 (このIDを非表示/違反報告)
sub山(プロフ) - ルイさん» 即レスで気持ち悪くなってたらすみません(>_<)めっっっっっっちゃ！嬉しいです!!!!!!本当にありがとうございます✨今、ルイさんのおかげで私が最高です！ (3月23日 19時) (レス) id: f95fa78fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sub山 | 作成日時：2024年3月19日 13時
