193話 ページ1
頭首…。
この国の、長…？
こんな、こんなことが許されるなんて…狂ってる。
Aは泣き崩れる男性の声と、ひたすらその男性の名前を呼び連れてかれる人を横目に、手をきつく、握りしめていた。
次の集落までは、そう遠くなかった。
Aの綱は相変わらずイバラが持ち、その周りには、逃げたら即殺すと言わんばかりに、槍が向けられていた。
そこの集落では、何故か若い女性が広場に集められていた。
どの子も皆見目麗しく、女のAでも、可愛いと思う人達ばかりであった。
その中でも一等目立つ三人組が目に入った。
一人はぬばたまの黒髪に、常に潤んだ様な美しい瞳を持つ女性。
二人は眩い金髪を持ち、一人は吸い込まれそうな青い瞳を持っていた。
…金髪に、青い瞳…。まるでルリちゃん。
でも、あの人は少し短いから、コハクちゃんかな…。
ん？コハクちゃん…!?
あれ、あれってコハクちゃんだよね!?
何で!!現地の人達に混じってるの!?
可愛い！凄く可愛い!!って、そうじゃない。
この国では、黒髪の人しか見てないから、あのもう一人の人も、もしかしたら私達の…。
あの髪の長さで、金髪って…。え、銀狼君…？
え……可愛い。
Aが脳内会議を繰り広げている間、コハクらしき子とばちっと目が合った。
コハクちゃんだ!!
目が合えば、分かる。
二人はそう短い付き合いでは無い。
二人はお互いを認識すると、どちらともなく自然と目を離し、周囲の観察にうつった。
…あれは、Aではないか!!
生きていた。
Aは生きていたぞ！千空！
どうにかして、これを伝える方法は無いものか…。
あいつの今の状況は、とても普段通りとは、言えんからな…。
その時、イバラがAの綱を引きながら、先程捕らえた女性を見せつけるように前に引きずり出した。
「おじちゃんね、逃げたケダモノ探し頑張ってたら、ホラついでに見つけたの！」
「隠れてた可愛い子。」
「やーいいね！頑張る労働者にはちゃんと見返りがあるね！」
…ケダモノはどっちよ。
Aはイバラを睨みつけていた。
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Jane Doe(プロフ) - メウさん！そう！作画めっちゃ良いですよね！3期が楽しみすぎる！こちらこそ！お読み頂き、ありがとうございます(^^) (2023年3月31日 8時) (
レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
メウ(゜ロ゜) - 激しく同意です。Dr.STONEのアニメって作画もいいし、めっちゃいいですよね。あと、更新ありがとうございます!! (2023年3月31日 7時) (レス) @page46 id: c71eec4ba7 (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - 呟きです。2期OPのゲン、めっちゃ良いですよね。 (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - 神夜さん！読んでいただけているのが嬉しいです！分かりますー。私ももっとドクターストーンの小説読み漁りたい…！ぜひ最後までお付き合い下さい！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - たくあんさん！コメントありがとうございます！神とは！嬉しいですね。その言葉をかけてくれるたくあんさんのが神ですよ！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jane Doe | 作成日時：2023年3月24日 0時
