198話 ページ6
満月が煌々と輝く夜。
コハクは、夜闇に紛れ、一人動いていた。
たーん
たーん
木々の間を飛び、コハクは宇宙船がある大木の根元まで降りていく。
宇宙船は、あった。
3700年という時の流れの中で、外は風化し、ぼろぼろと零れやすくなっている。
コハクが少し触れると、その刺激だけで崩れ、中からはコンクリートの塊が出てきた。
…これは!?
くっ。力ずくで石を開ければ、一発でばれる。
「目の前に、船の皆や人類を救う科学の秘宝があるというのに…。」
A、確実に近づいているぞ。
必ず助ける。
生きろ。
翌朝、コハクの元へ千空達から静的破砕剤が届く。千空達の指示の元、早速コハクは、宇宙船の元へ向った。
ふむ、この楔をさすのだな。
まずは穴を開けねば。
ごりごりごりごり
コハクは作業を続けた。
その頃、Aの元には宰相のイバラが訪れていた。
幸いにも、コハクが作業をする根元からは一番遠く離れた場所。
周囲を引きつけるために踊りで誤魔化しているアマリリスと銀狼のお陰もあって、コハクの作業が気づかれることはなかった。
「Aちゃ〜ん！おはよう！」
「昨日はどうだった？ちゃんと眠れた？」
「今日もおじちゃんとたっくさん、お話しようね〜。」
……来た。
まあ、来るよね。
私が出せる、情報、全部沈黙は駄目。
何も知らないと、悟られるかもしれない。
教えても、良くて、それなりに、重要な、情報。
機関室、とかかな。
あんな、レーダーとか、話したとしても、分からないよね。
「…昨日は随分なご挨拶だったわね。」
「で？何が聞きたいのかしら…？」
そして、始まる。
A必死に声をあげないようにしながらも、激痛に身体が震えていた。
痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!
身体を裂かれるって、痛い。
司君は、こんなに痛かったんだ。
ううん、もっとかもしれない…。
ごめん、ごめんね司君。
ごめん。
涙が、一つ。
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Jane Doe(プロフ) - メウさん！そう！作画めっちゃ良いですよね！3期が楽しみすぎる！こちらこそ！お読み頂き、ありがとうございます(^^) (2023年3月31日 8時) (
レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
メウ(゜ロ゜) - 激しく同意です。Dr.STONEのアニメって作画もいいし、めっちゃいいですよね。あと、更新ありがとうございます!! (2023年3月31日 7時) (レス) @page46 id: c71eec4ba7 (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - 呟きです。2期OPのゲン、めっちゃ良いですよね。 (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - 神夜さん！読んでいただけているのが嬉しいです！分かりますー。私ももっとドクターストーンの小説読み漁りたい…！ぜひ最後までお付き合い下さい！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - たくあんさん！コメントありがとうございます！神とは！嬉しいですね。その言葉をかけてくれるたくあんさんのが神ですよ！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jane Doe | 作成日時：2023年3月24日 0時
